1. 傷患 者は
症鉄 道外 より
重
ェンスに
ー ムフ か？ 科歯科大学 究科
ホ
せら れる 東京医
減 少さ 大学院
医歯学
総合研
医学
救急災害
白石 淳 遠藤 彰
加地正人 大友康裕

2. 違いがわかりますか？
JR 御茶ノ水駅 東京メトロ御茶ノ水駅

3. 重症鉄道外傷
本研究では、
– 鉄道駅で発生
– 動いている電車と接触
– 搬送後、死亡または入院した傷病者
と、定義しました。

4. 重症鉄道外傷
• 公表された統計資料は不十分。
– 自殺者や第三者行為が含まれないなど。
• 本学 ER には、年間約 8 例が搬送される。
• 40% が自殺者。
• 65% が死亡する。
• 95% ！が死亡または寝たきり状態に。

5. 対象
• 東京医科歯科大学から直線距離 2km 以内
の鉄道駅（ N=43 ）
注：ヒトを対象とする臨床研究ではないのです。

6. 統計解析
• 重回帰分析
• 有意水準 P<0.05
• 説明変数
– 1 日の乗降客数
– 当センターまでの直線距離
– ホームフェンス設置の有無
• アウトカム
– 各駅での重症鉄道外傷発生数

7. 結果
(N=43, アウトカム =20)
説明変数 係数 P
切片 1.32
乗降客数 (/105/ 日 ) 0.00 NS
本学からの距離 (/km) -0.60 0.01
ホームフェンスの有無 -0.66 0.01
( 有 =1, 無 =0)

8. 全発生数の相対リスク比
JR 御茶ノ水駅 東京メトロ御茶ノ水駅
RR = 2.2 RR = 1.0

9. 制限事項
• サンプルサイズ
– 特にアウトカム
• 単一医療機関のデータを基にした解析
– 各鉄道会社からのデータを集計するのがベス
ト

10. 結語
ホームフェンスは重症鉄道外傷を少な
くとも半減させるであろう。