Innovation Egg presen_160130

IoTで日本から世界に再挑戦！
Innovation EGG 第6回『IoT 今と未来』
～すべてをつなぐことで見えてくる新しい生活、ビジネス〜
シスコシステムズ合同会社　シスココンサルティングサービス　www.cisco.com/jp/go/ccs
シニアパートナー　　八子知礼　　 tyako@cisco.com
2016年　1月30日

Cisco Consulting Services 2© 2015-2016 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. Cisco Confidential
自己紹介

八子知礼
シスココンサルティングサービス　シニアパートナー
•  松下電工株式会社にて通信機器の開発に従事
•  外資系コンサル会社を経て、前職はデロイトトーマツコンサルティング執行役員パートナー 
通信・メディア・ハイテク担当
•  2014年よりシスココンサルティングサービスのシニアパートナー就任
•  CUPA（クラウド利用促進機構）運営委員・アドバイザー
•  日本英語検定協会理事（ICT化推進担当）
•  特定非営利法人　軽量rubyフォーラム　アドバイザー
IoT Newsでの３回にわたるロン
グインタビュー
フジテレビ「めざましテレビ」
インタビュー出演
著作「図解クラウド早わかり」　
「モバイルクラウド」
ダイヤモンドオンライ
ンインタビュー

シスコ　コンサルティングサービス（CCS）の特徴
CCSは、本社直轄のグローバル組織で、グローバルで約500人のプロフェッショナルを擁し、7つの主要な
サービスラインを提供しています。
シスコ製品の販売を目的としない、
経営課題を解決するコンサルティング
シスコならではの“繋ぐ”視点で、
企業のイノベーションを支援
IoT／IoE、クラウドなど特定領域向けの
ビジネスコンサルティングを提供
CCSの特徴
スマートシティ
コネクテッドファクトリー
クラウドビジネス
主なプロジェクト
コネクテッド・アナリティクス
ワークスタイルイノベーション
ビジネスアーキテクチャ

産業のデジタル化とIoT / IoEの隆盛

デジタル化時代の勝ち組企業
一般の消費者が
タクシードライバーになる
消費者の自宅の一室をホテル
の部屋として貸し出す
書籍を初めとして流通市場を
変えた数々のビジネスモデル
定額の音楽ストリーミング配信
サービス
決済ネットワーク不要な
モバイルクレジットカード決済
シリコンバレーのITノウハウで
電気自動車を開発
コンシューマがオンラインで
広告入札可能なモデル
自らは当該ビジネス領域の資産を持たずに既存事業者を脅かす存在に成長

Globalで成功しているのはCloud Exchangeモデル
リアルタイム
オペレーション短納期・低価格
多品種小ロットリアルタイム
在庫・稼働状況
需要家ニーズ供給家の稼働状況
Multi I/O Network Multi I/O Network
API
API
サービス
アプリ
リソース
人と人、
データとデータを
IoEで繋ぐ
モノとモノ、
モノと人をIoE
で繋ぐ
オーダー
アプリ
データ
Federation Services
Authentication / Identify Services
Portal
Integration
Service Management
Collaboration
Account
Management
Policy
Management
North/South API
Service Orchestration
Information Technology
Operational Technology
Cloud
ITとOTをクラウド上で繋いでExchange/ Matchingさせるビジネスモデル

【先進モデル例】仮想的な巨大印刷会社 “ラクスル”
小口印刷ニーズと大手が対応しない需給ギャップをクラウドで解消するビジネスモデルを展開し急成長。
SOURCE：日経コンピュータ2015.6.11
ちらし1枚あたり
1.1円
12万社の
SMB/SOHO会員
従業員10人未満の
町の商店の
集客ニーズ
3万の
中小印刷会社
各社の
印刷能力を把握
• 受託可能な印刷の種類
• 印刷機の台数や空き状
況
• 印刷機の処理能力
• 印刷コスト
空
稼
働
対
発
注

柔軟な
生産能力
他品種
小ロット生産
アウトプット
オンデマンド
マルチアウト
プット・ネット
ワーク
マルチイン
プット・ネット
ワーク
データ保管・流通・分析・販売基盤
小口からでも安
価に注文可能
印刷機の
稼働率向上
小
口
ー
収
集

自ら資産を持たず、クラウドでマッチングする
仮想的な巨大印刷会社を形成

IoT/IoE時代の重要なコンセプト“Digital Twin“
9
リアルなモノや設備などの環境、稼働状況
などをデジタル上で同一に実現
様々なデータに基づく分析と
シミュレーションの結果をフィードバック
リアルな世界と同一な条件の環境をパラレルに
デジタル上に構築してシミュレーションし、リアルへフィードバックする環境
Mission Critical
リアルな生産工程/物流/オペレーション
Machine
health
Safety
curtain
Physical
access
Asset
tracking
HMIPLC
Simulative
デジタル上で再現“Digital Twin”
Simulate
Feedback
Twin=ふたご

世界中では、毎日２エクサバイトのデータを生成されていますが、
たった5％相当しか活用されずに捨て去られています
デジタル化によるビッグデータの生成
オフショアフィールドでは、毎週0.75TB
大型の製油所では、1日あたり1TBの生データを生成
シンガポール政府は1日に数TBのデータを生成
BMW 7シリーズは1時間に 1 TB（テラバイト）のデータを生成
1TB＝1000GB
1フライトでは、30分毎に10TB
1日25,000便でペタバイト単位のデータを生成
1PB＝1000TB
1EB＝1000PB
1000倍
1000倍

すべてを接続する世界観へ
〜Internet of Everything〜

2003 2010 2015 2020
5億 125億 500億250億
接続される
デバイス数
1人あたりのデバ
イス数
0.08 1.84 6.583.47
世界の人口 63億人 68億人 76億人72億人
Source: Cisco IBSG, 2011
コンシューマー機器産業社会基盤
IoT
インターネットに接続される
デバイス数が、世界人口を超える
現時点で全世界に1.5兆個あると推定されるモノ
の内、ネットワークされているのは約1%に過ぎな
い。
背景：インターネットへ接続されるモノは増加の一途

Internet of Thingsがビジネスの未来を牽引する！
SOURCE: BI Intelligence Statics　2015
X 10億台
IoT
Smartphone
繋がるモノの台数

Internet of Everything（IoE）とは
意思決定に
データをリアルタイ
ムで活用する
データ
デバイスと
オブジェクトが
相互につながる
モノ
適切な情報を
適切な人とマシン
に自動連携する
プロセス
より価値が高まる
方法で人々を繋ぐ
人
Internet of Everything (IoE)
Internet of Things (IoT)
モノを繋げるだけのIoTでは、把握できたデータをリアルタイム活用できない。
シスコは人、プロセス、データも繋ぎ、さらなる価値を生み出すIoEを提唱。

IoT/IoEの基本的な実現像とビジネスコンセプト
様々なモノ、事をネットワークに繋げた「モノのインターネット」により、
収集したデータを活用して新たなイノベーションを生み出すことを狙いとする
IoT/IoE
Data
Analyze Intelligence
Action
Innovation
生活・行動
人
業務プロセス
デバイス／モノ
ネットワーク
クラウド
（アプリケーション／データ）
製
造
業

小
売
流
通
業

農
林
水
産
業

公
共
政
府

価値創出のドライバー
IoT / IoEに取り組む必要性：経済価値
IoEの経済価値
顧客エクスペリエンスの向上
SCM・物流の効率化
イノベーションの加速
従業員の生産性向上
資産の有効利用
SOURCE：　2013、Cisco調査　金額は、10年間(2013～2022)のNPV
2013年からの10年間
4. コネクテッドゲーミング＆エンターテインメント
5. 次世代決済手段
1. スマートファクトリー
2. コネクテッドマーケティング
3. イノベーション、タイム・トゥ・マーケット短縮
6.9兆円
6.0兆円
13.9兆円
10.7兆円
7.1兆円
6. スマートグリッド
7. コネクテッドサプライチェーン
8. 次世代ワークスタイル
9. フィジカル／サイバー　セキュリティ
10. ビジネスプロセスアウトソーシング
5.8兆円
4.8兆円
4.3兆円
4.2兆円
2.1兆円
日本におけるIoEのユースケース
日本における
経済価値
1,440兆円
（日本76.1兆円）
370兆円
(21.3兆円)
270兆円
(18.1兆円)
300兆円
(23.9兆円)
250兆円
(4.6兆円)
250兆円
(8.2兆円)

IoEの
要素レイヤー
③港湾ゲート
管理
④ヤードアサ
イン管理
⑤ヤードク
レーン管理
⑥ガントリーク
レーン管理
⑦輸送船舶管
理
②コンテナト
ラック管理
①WWW
予約照会
⑧対地側港湾
連携
IoEの課題抽出・ビジネス検討フレームワーク
１）時系列経路、エスカレーションパスなどを横軸にマッピング
人
プロセス
データ
モノ
（設備）
積載物やコンテナの内容情報、位置情報、各港湾設備がIPネットワークに繋がり、データ連携を可能とする
APIが公開されたオープンなIPベースのシステムで相互のデータが連携された予測制御可能なシステムを構築
人手に多大に依存する事なく、高度に自動化されたプロセスでの処理、管理、制御環境を実現する
異なる設備、リソース、組織、人々がVoice、Video、Messageで効率的にコミュニケーションできる環境を構築する
Connect
Unified
２）繋がっていなくて発生している課題の発見
３）繋いで顧客に提供する価値の再設計
ハンブルグ港湾管理局の例

IoT Search Engine ”thingful”
インターネット上をクロールしてデバイス情報を収集。
クリックすると各点においてインターネットに繋がってい
るセンサーデバイスの情報を見る事が可能。

様々な用途のIoTデバイスが百花繚乱
KORNER
（窓のコーナーにつけて開閉を監視）
AKERUN
（ドア錠をスマフォから開閉操作）
Health Patch
（体調モニタリングする貼付パッチ）
Netatmo JUNE
（紫外線量をアドバイスするブレスレット）
Misfit Shine
（行動記録・トラッキング）
Proteus
（薬が体内で溶けた場所を特定）

リアルタイム
環境モニター
スマートファクトリー／
生産性向上
コネクテッドヘルス
ケア
食糧生産／
水資源
省エネ・節電／
スマートグリッド
セーフティー／
セキュリティー
スマートホーム／
スマートコミュニティー
交通・輸送管理／
トランスポーテーション
スマート＆
コネクテッドシティ／
スマートビルディング
コネクテッドメンテナンス／
予防保全・保守
IoEのビジネス実現事例
コネクテッドビークル／
テレマティクス

Connected Oil Field：繋がる油田
セキュリティと生産性、迅速な
コミュニケーション、RID統合
などをトータルに受け持つ
Wi-Fi環境
セキュリティと安全安心のた
めのカメラによる監視システ
ム
現場レベルのコミュニケー
ションを円滑化するモバイ
ル、ビデオ環境の統合
リモートエキスパート向け
の状況監視ビデオ
リアルタイム分析とコラボ
レーション環境の提供によ
る専門家からの迅速な指
導／フィードバック
広範なネットワーク接続環
境
安全安心のための個々人の
居場所のトラッキング
従業員のエンターテインメント
とソーシャルネットワーク
従業員のインターネットアク
セス
機器の場所と稼働状況の
制御
ポイントは、様々なICTサービスを共通のネットワーク、インフラの上に重畳して実装すること！
設計データ、設備マニュア
ルの設計・建設段階から
の共有

Connected Vehicle：公共交通車両への適用
4台から8台
3G /
LTE等
車両内、及び、近接領域
監視用のIPカメラ
M2M
ルーター
乗客向けWi-
Fiアクセス
ポイント
PoEスイッチ
ドライバー用
モニター
外部との接続ネット
ワーク
バス車両内のエンドポ
イントや
アプリケーション
車載
コンピュータ
車両位置管
理
乗車人数把
握
監視カメラ
料金・
チケット管理
© 2013 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved.DISIoT-1003 Cisco Public
RuBAN Visualisation and Management of Assets
(Video Stream)
39
乗客の安全管理
運転手の管理
車両・運行管理
インターネット、
専用網等

Connected Agriculture：Monsanto傘下Climateの”Field View”
センサー情報を統合し画面内でグラフィカル、リアルタイムに描画。
これまで把握できていなかったノウハウの数値化とビジュアル化に成功。

課題
Continental Tires：タイヤ部品・資材のアセットトラッキング
現在はタイヤにセンサーを組み込んで走行情報などを把握管理する ”eHorizon”プロジェクトに発展し、
「走る資産の管理」「Tire as a Service」を推進中
ソリューション
効果
•  タイヤ部品や資材の紛失
•  FIFOの管理がされていない
•  在庫とスクラップの増加
•  タイヤのキュアリング機の稼働率向上
•  全運搬装置の稼働状況をリアルタイムで
トラッキング
•  WIP(Work-in-Place)トラッキングアプリ
ケーション
•  スクラップ削減
•  部品管理面の生産性を大幅に向上
•  新人オペレーターの生産性向上

課題
ソリューション
効果
Connected Healthcare：Saint Thomas Health（米国テネシー州医療機関）
•  17,000マイル、40の郡の主要医療機関
•  医者または患者が定期診察のため、
最大往復３時間の運転が必要。
•  以下を対象に遠隔診療システム
Cisco HealthPresenceを導入
•  診療所　4か所
•  医者のロケーション　10か所
•  患者のロケーション　18か所
•  遠隔地の患者へのアクセス拡張を実現
•  移動時間を削減し、結果としてコスト削減
•  「すっぽかし」を減らし患者の満足度向上
日本においても厚労省ガイドラインが本年にも施行され、遠隔問診サービスなどの
様々なヘルスケアサービスが実施できるようになると予想される。

Smart Parking：フランス／ニースのスマートパーキング
•  駐車スペースの満車・空車情報をWi-Fiで収集し会員顧客に情
報提供
•  ビデオカメラでナンバープレートを認識し、利用車輌データを収
集・分析
•  駐車スペースの監視による犯罪行為の低減とセキュリティ強化
Street
POWE
R
Sensor
Gateway
STREET
CABINET
Ruggedized
Switch
Parking
Sensor
Parking
Sensor
Parking
SensorNo Parking
Zone
Video
Camera
City
Foundational
Network
ソリューション機器
ü 駐車スペース上のセンサ
ü オリジナルのパーキングメータ
ü 分析機能を持つビデオカメラ
データフロー
ü センサが駐車状況を検知
ü センサとメータが正確に連携
ü カメラが駐車禁止区域の違反状況を認識
•  ゾーン別価格設定、顧客関係管理が可能
•  駐車料金の増加、駐車違反の削減
•  交通データの分析サービスの提供による新たな収入源の確保
出典：シスコ　HP、The Internet of Everything for CitiesおよびSmart Connected City Parking　事例

製造・設備現場での取り組み事例紹介

Cisco Confidential 28© 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved.
機器自体が予測する擬
人化された自動ライン
Connected Factory フロアレベルのトータルセキュリティ
スマートファクトリ実現の全体イメージ
遠隔地からの専門家
によるリモート支援
ビデオマニュアルによ
る技能伝承
機器が繋がることで
予防保全を実現
稼働状況の本社から
の遠隔監視
移動するモノ、資産の
Wi-Fiによる管理・追跡
ビデオ監視による異物
混入や不正の防止
工場内のどこでもIP電
話で繋がる環境
スマートな
エネルギー管理
Connected Factory ：　フロア全体への有線・無線ネットワーク

事例：FAと繋がっていない設備、人、プロセス、データを“繋ぐ”

Beacon
UI
TOP
1
2
3
4
Cisco Consulting Services 103© 2015-2016 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. Cisco Confidential Cisco Consulting Services 103© 2015-2016 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. Cisco Confidential
IoE
IoE
• Wi-Fi
• 
• 
•  Wi-Fi
Beacon
• 
!  ! 
!  !  ! 
!  ! 
! 

!  ! 
! 
Wi-Fi Wi-Fi
Out In
Wi-Fi

Beacon Wi-
Fi
! 

! 

DB

事例：スマートファクトリー発展の方向性
Level6
最適化
Level5
自動化
（省人化）
Level4
予期化
Level3
遠隔化
Level2
可視化
Level.1
データ
収集
装置
工程/ライン
工場
国内全社
グローバル全社
業界
社会
“全社自動最適生産”
“
他
業
界
向
知
見
提
供
”
“ー
全
体
保
全
”
“全社操業データプール“
“自律型装置・ライン”
“自動操業”
“リモートメンテナンス”
“生産予防保全”
“全社保全最適化”
拡張
拡張
統合
拡張
“工場経営ダッシュボード“
“生産状態見える化”
“
製
造
業
向
”
“生産データ販売・流通・Exchange”
“最適ナレッジの
Exchange”サービス
この領域こそがイノベーションであり目指すべき領域

FANUCとの協業事例：ロボットの停止を0にする「Zero Down Time」

石油流通産業へのIoT適用イメージ

プラント側では十分管理されていることが、流通に乗って下流に移行するほど、管理が難しくなり、物量、価格、
コストなどが管理できず、非効率なオペレーションとなっていることが想定される。
“Unified Petrochemical Business”へのIoE適用イメージ
人
プロセス
データ
モノ
（設備）
IoEの
要素レイヤー
③タンクローリー
運行管理
④SS在庫・需給
管理
⑤SS配送
ルート管理
⑦SS価格管理
②タンクローリー
給油・出荷管理
①製油所
精製計画
⑧SS販売量対
給油量対集荷量
管理
①備蓄基地・
備蓄計画
出
荷

給
油

販
売

Gap
Gap
仮説：プラント側と比べて流通側に行くほど管理レベルが低下しているのではないか？
積載量や内容情報、タンクローリーの位置情報、SSの給油設備がIPネットワークに繋がり、リアルタイムにデータ収集できるか
APIが公開されたオープンなIPベースのシステムでバリューチェーン相互のデータが連携され予測制御可能であるか
人手に多大に依存する事なく、高度に自動化されたプロセスでの処理、管理、制御環境が実現できているか
異なる設備、リソース、組織に所属する人々がVoice、Video、Messageで効率的にコミュニケーションできる環境であるか

1)IoEによる給油所環境モニタリングソリューション実現イメージ
給油所における様々な状況をモニタリングし、クリーンで快適な空間創出を推進していきます。
　　　　　工程　　　
対象
ドライブ中
入退場・チェックイン
給油所内
• Wi-Fiで繋がっている環
境
• 全ての給油所にカメラ
• においなどをセンサーで
モニタリング
• 入退場の管理は
Beaconによる動線管
理
ヒト
運営者 ü エラー時スマフォ
へアラート転送
ü 給油所の汚れや散らかり、異常なオペレーションや混雑状況は本部
へアラート転送
管理者
来訪者給油所サーチ
チェックイン／アウト
環境情報のキャプチャ
リアルタイム情報表示
情報提供
In
Out
アプリにより
空いているか、
クリーンな給油所
を探す
FOGコンピュータ
（対煙・耐火・データ集約と
　簡単な分析を実現する）
•  Wi-Fi
•  3G
煙センサ
騒音センサ
火元センサ
Wi-Fi接続型
デジタルサイネージ
におい
混雑度
騒音db
Beacon
給油上に入場段階で
スマフォアプリに
チェックインする。
退場でチェックアウトし
履歴に書き込み。
IPネットワーク
監視カメラ
スマフォアプリで情報閲覧可能
他の給油所の
FOGからのデータ
アプリに情報配信
エリア内の総給油量、
混雑度などを分析
快適でクリーンで近隣に迷惑をかけない給油所へ
データ仮想化

２）Wi-Fiアクセス環境と給油所案内アプリ提供
給油所の中でも貴社が積極的に支援する場所については、Wi-Fiアクセス環境を提供すると共に、ドライブ
アプリ、近隣給油所案内、給油量管理、コミュニティ形成を支援するアプリを提供します。
給油所案内
給油所チェックイン
給油所写真掲載
給油量と燃費管理
SNS連携
・・・・・
無料Wi-Fi環境を提供
Beaconで
チェックイン機能を提供
無料Wi-Fi環境とアプリケーションを提供することでSSによって頂きやすくするだけでなく、
お客様の利用動向把握、コミュニティ形成を通じて取得しにくい混雑状況などを把握する。
給油所サーチ
給油所人気ランキング
給油所混雑状況モニタ
その他の提供サービス
＋アプリの提供
（Webではなく）

３）サイネージによる広告ビジネス（※非自社広告のオウンドメディア）
給油所内のFOGやWi-Fi環境は単純投資ではなく、デジタルサイネージを設置し、オウンドメディアとして運
用することで（実運用はアウトソース）、広告枠を他社解放し、広告による収益によって投資分を賄います。
ナショナル広告
地域広告
自治体情報
災害情報
公共広告
文字ニュース
災害時誘導情報
・・・・・
サイネージは原則として給油所の内側でのみ表示
空気清浄度
混雑度
湿度
騒音
におい
・・・・・
GS/
SSの
環境情
報
広告枠
GS/
SSの
環境情
報
広告枠
できるだけ構築したWi-Fi基盤の上には多様なICTサービスを重畳し、
単純投資ではない効率的効果的な運用を実現することが重要となる。
GS/
SSの
環境情
報
広告枠

日本のIoTが考えなければならないこと

日本の感度が遅すぎる件
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
Industrie4.0の話題が持ち上がり
IICとの比較論が出るも、どちらか
というと製造業特化なら日本が先
行しているという論調で終始。
遅れること約3年で
騒ぎ始める日本
Industrie4.0
•  2012年発表のドイツの国家戦略「ハイテク戦略2020」
の中のテーマ
•  2035年まで20年間の取り組み
•  マス・カスタマイゼーション
•  顧客から工場まで、1社だけでない製造業全体の革新
Industrial Internet Consortium
•  2014年発足、GEを中心とする米国製造業の次
世代化を模索する業界団体
•  Digital Twin　／　Open Innovation
•  製造業だけでないバリューチェーン全体の革新
•  データの流通モデル
•  日本版Industrial Internet Consortium
•  Industrial Valuechain Consortium
•  IoT推進コンソーシアム
米国勢は一歩先の
フルデジタルのビジネスモデルへ
（製造業は30％国内回帰、
データの販売モデル等）

モノだけでなく全部。電子工作だけでなく実用へ。
モノだけ繋ぐのでなく「すべて」を繋ごう！
試作品レベルで満足せずに量産／実使
用可能なモノに応用しよう！
コレでできることはたくさんあるんだけど・・・

GEが提供するIndustrial Internet
SOURCE: ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/032400051/032400001/?ST=iotnext&P=2
ソフトウェア基盤（Predix）
データレイク
• GEソフトウェア部門が
開発するインダストリア
ル・インターネットの共
通プラットフォーム
• 非構造化データ向けの
格納基盤
• Pivotalと共同開発中
• 取引先の全てのデータ
を流入させ、データの
分析、流通、販売のエ
コシステムを形成
データの流通・販売

IoTの時代には“データが売れる”時代に
自社だけで完結・補完する事が難しいIoTビジネスにおいてはデータが流通し、課金可能となります。
Man
Machine
Material
Method
?
e
?
W
? b
W
ZDnet 10
蓄積しないとこの領域のビジネスは
いつまで経っても取り組めない
⇒早く決めて早く取り組むこと！

Industrial Internetによるドメインの拡張例
フライトプラン最適化
全世界の
フライトをエコ化
定期メンテナンス
サービス
予防保全メンテナンス
航空機材配置最適化
ジェットエンジン提供
機材
提供
整備
サービス
情報
サービス
航空機メーカ
航空会社
何
提
供

誰に提供するか
SOURCE：下記を参照し、シスココンサルティングサービスが加筆修正
http://www.accenture.com/SiteCollectionDocuments/PDF/Accenture-Driving-Unconventional-Growth-through-IIoT.pdf
http://www.businesswire.c｀om/news/home/20130415006648/en/Taleris%E2%84%A2-Parent-Companies-GE-Aviation-Accenture-Open
http://www.big4.com/news/accenture-launches-ge-aviation-joint-venture-taleris/
空港
社会
従来の事業ドメイン
新しい事業ドメイン
（生産ラインのデジタル化により可能になった）
今後進出の可能性があるドメイン
GEの航空事業
機器の提供からサービスへ、更に情報サービスへ進出することでドメインを拡張

日本におけるIoT取り組みのポイント
•  日本は今後10年で労働者人口が500万人減り、50歳以上の人口とそれ以下が同数に。
•  さらに今後30年で人口が1億人を切る課題先進国
圧倒的な人手不足・高齢時代の到来
•  「モノ」だけではなく、むしろ「ヒト」に着目した方がIoT導入されやすい
•  人手に勝るきめ細やかなIoTサービスは他国に真似できないポイント
世界に挑戦

IoT実現元年のキーワード「Decide」
自社だけで実現出来るIoTは小さなものです。他社との協業
で大きな取組を目指しましょう。
IoTの真髄はビジネスモデルの革新です。今までに無いモ
デルを自社の強み伝いにどう作るかがポイントです。
これまで断絶していたITとOT（Operational Technology：現
場の操業技術）がデータによって融合することで、日本なら
ではの夢のある“おもてなしサービス”が実現出来るはず。
複数社で共通のビジネスアーキテクチャやデータプラット
フォームを共有した自律するエコシステム形成を意識するこ
とです。
データを活用するなら早く意思決定して早く着手することで
す。データは直ぐに溜まりません。
日本のIoTが世界で勝ち抜くために、「決める」を意味する頭文字からなる
5つの項目を提唱して今sy。
Collaboration
Innovation
Dream
EcoSystem
Decide
※12/24　日経新聞全国版に寄稿掲載

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