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深い創造の原理と実践
芸術とパターン・ランゲージ
慶應義塾大学総合政策学部 教授
創造のテーブル2021
Iba, Takashi
井庭 崇
2021年1月10日
Takashi Iba井庭 崇
博士(政策・メディア) - Ph.D in Media and Governance
慶應義塾大学SFC 総合政策学部 教授
慶應義塾大学クリエイティブ・ラーニング・ラボ 代表
株式会社クリエイティブシフト 代表取締役社長
国際学術NPO組織 The Hillside Group 理事
一般社団法人 みつかる+わかる 理事
一人ひとりがもつ「日常的な創造性」(Natural Creativity)の解明と支援の研究
「ナチュラルな創造社会」を支える概念/方法/道具 =メディアをつくる
CreativeShift
The Pattern Language Company
パターン・ランゲージ
『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学び
と教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井
むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019年)
『コロナの時代の暮らしのヒント』
(井庭 崇, 晶文社, 2020年9月)
http://ibabooks.jp
創造の原理 - 深い創造の7つの原理
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことのパターン・ランゲージ
ヴィジョン - ナチュラルな創造社会
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
深い創造の原理と実践
芸術とパターン・ランゲージ
創造の原理 - 深い創造の7つの原理
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことのパターン・ランゲージ
ヴィジョン - ナチュラルな創造社会
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
深い創造の原理と実践
芸術とパターン・ランゲージ
C CCConsumption Communication Creation
消費社会 コミュニケーション社会
(狭義の情報社会)
創造社会
Creative Society
人々が、自分たちで
自分たちのモノや仕組みなどを
「つくる」ことができる社会。
一人ひとりが自然な創造性を発揮する。
時代の変化
C CCConsumption Communication Creation
消費社会 情報社会 創造社会
話す
ことによる学び
教わる
ことによる学び
つくる
ことによる学び
話し合いを促す
ファシリテーター(facilitator)
知識・スキルを教える
ティーチャー(teacher)
インストラクター(instructor)
一緒につくることに参加する
ジェネレーター(generator)
時代
主な学びの
スタイル
教師像
『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学び
と教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井
むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019年)
ナチュラルにクリエイティブに生きる創造社会
創造社会
人工的な環境・制度の行き過ぎ
解決しないままの問題群
感性と価値の疎外
新しいタイプの貧困(つくる経験の貧困)
自然とともに人間的に生きる
自分たちでよりよくする自己変革的な社会
善と美への眼差しと共有
未来をともにつくるための連帯・共有・継承
目指す未来
現代社会の根本問題
慶應義塾大学SFC授業
「創造社会論」
創造の原理 - 深い創造の7つの原理
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことのパターン・ランゲージ
ヴィジョン - ナチュラルな創造社会
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
深い創造の原理と実践
芸術とパターン・ランゲージ
深い創造の7つの原理
1. 無我の創造
2. 生成と分化
3. 内側から感じる
4. 冒険的創造
5. あるべきかたち
6. 発掘したものの磨き上げ
7. 「つくる」と「生きる」の円環
7 Principles of Deep Creation
井庭 崇(2020)
つくり手の意図・作為によるコントロールを手放す
無我の創造
Egoless Creation
深い創造の原理 1
「本を書き始めるとき、僕の中には何のプランも
ありません。ただ物語がやってくるのをじっと待ち受け
ているだけです。それがどのような物語であるのか、そこ
で何が起ころうとしているのか、僕が意図して選択す
るようなことはありません。」
村上 春樹
村上春樹, 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』, 文藝春秋, 2010
「結末を想定している場合もあるが、作中人物を自分の
思いどおりに操ったことは一度もない。逆に、すべ
てを彼らにまかせている。予想どおりの結果になることも
あるが、そうではない場合も少なくない。」
Stephen King, On Writing: A Memoir of the Craft, Pocket Books, 2002
スティーヴン・キング, 『書くことについて』, 小学館, 2013
スティーヴン・キング
「映画を作っているつもりが、映画の奴隷、下僕になっ
てしまうんです。映画というのは映画になろうとしますか
ら、その道筋をこちらが間違えないように見定めて、映画が
映画になろうとするのを、ちゃんとやらなきゃいけないんで
すよ。」
「一旦決めて映画作りだすと、映画作ってるんじゃないです
ね。映画に作らされるようになるんです。」
宮崎 駿
宮崎駿, 『出発点 1979~1996』, 徳間書店, 1996
「物語が何を求めているのかを聴き取るのが
僕の仕事です」
村上春樹, 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』, 文藝春秋, 2010
村上 春樹
「だから僕は、ものを作る主体として作品を作っていたとい
うより、ただ後ろからくっついていただけで……。」
宮崎 駿
宮崎駿, 『出発点 1979~1996』, 徳間書店, 1996
「そうしてやろうと思って僕は詞を書いているわけ
ではなかったりする」
『ROCKIN'ON JAPAN』Vol.208,第15巻,第12号, 2001年9月号
桜井 和寿
(Mr. Children)
「なるべく自分が作り出したくはないんです。そう
じゃなくて、ただ自然に出てくるものを……」
『SWITCH』Vol.25,No.1,2007年1月号
「頭の中でこんな曲にしようと考えている段階
は、あくまで入り口でしかない。作曲の本質は、もっ
と無意識の世界に入り込んで、カオスの中で自分でも想像し
ていなかった自分に出会うところにある。つくろう、つ
くろうという意識が強いときは、まだ頭で考えよ
うとしているのだと思う。」
久石 譲, 『感動をつくれますか?』, 角川書店, 2006
久石 譲
「秩序立てて考えられないところで苦しんで、もがいて、必
死の思いで何かを生み出そうとする。その先の、自分でつ
くってやろう、こうしてやろうといった作為のよ
うなものが意識から削ぎ落とされたところに到達
すると、人を感動させるような力を持った音楽が生まれて
くるのだと思う。」
久石 譲, 『感動をつくれますか?』, 角川書店, 2006
久石 譲
意識的な意図や作為による
コントロールを手放し、
無我(egoless)な状態で
「つくる」
「どうしようもない・・・おのずとこの形に戻ってきてしま
う。ときどきこんなことがある。フォルムが自己主張し
て、画家のいうことをきこうとしない。画家がフォル
ムを選ぶのではない。・・・自分ではいかんともいがたい。
画家は、ときに世間が考えるほど自由ではない。」
『ピカソとの日々』(フランソワーズ・ジロー, カールトン・レイク, 白水社, 2019)
パブロ・ピカソ
「絵というのは不思議なもので、描きながら絵の方から観念が
伝わってくるのだ。こうしたいのではなく、こうなった
よと絵が教えてくれるのである。そこで作者であるぼく
は、「そうなんだ」と納得いくのだ。・・・このように絵は、
描きながら作者であるぼくを導いてくれるのである。
確かにぼくは描くことで絵を導いているのかも知れないが、同
時に、絵が作者であるぼくを導いてくれていることに気づく。
これが作者と作品の縁というものかも知れない。 」
『絵画の向こう側・ぼくの内側:未完への旅』(横尾忠則, 岩波書店, 2014)
横尾忠則
中動態
(middle voice)
今は、能動/受動 を対に考える言語・思考 に慣れ親しんでいるが、以前
は、インド=ヨーロッパ語や、古代ギリシア語、サンスクリット語など
では、能動/中動 が対になっていて、受動の感覚は無かった。
「能動では、動詞は主語から出発して、主語の外で完遂する過程を指し
示している。これに対立する態である中動では、動詞は主語がその座と
なるような過程を表している。つまり、主語は過程の内部にある」
(バンヴェニスト『一般言語学の諸問題』)
「能動と受動の対立においては、するかされるかが問題になるのだっ
た。それに対し、能動と中動の対立においては、主語が過程の外にある
か内にあるかが問題になる。」
﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅
﹅ ﹅ ﹅ ﹅
﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅
(國分功一郎『中動態の世界』) 
能動
active
出来事
中動
middle
出来事
能動/中動の区別
能動
active
受動
passive
行為
体験
能動/受動の区別
植物が絶えずひとつの全体として育っていくように、
つくっているものが育つことを支援する
生成と分化
Generating & Differentiating
深い創造の原理 2
「作家がしなければならないのは、ストーリーに成長の
場を与え、それを文字にすることなのである。」
スティーヴン・キング, 『書くことについて』, 小学館, 2013
スティーヴン・キング
育成的な創造
=漠とした全体的な
構想・ヴィジョンの
解像度を上げながら、
具体化していく
つくっている対象になりきって感じる
内側から感じる
Feel from the Inside
深い創造の原理 3
「来る日も来る日もこうした農家のなかで暮らし、
百姓と同じように、夏は灼熱の陽を浴び、冬は雪と
霜に会えながら、畠で過ごすことだ。------部屋のなかで
はなく、戸外で、単なる散歩の間ではなく、全く百姓と同じよ
うに、毎日毎日そうするのだ。」
『書簡で読み解くゴッホ:逆境を生きぬく力』(坂口哲啓, 藤原書店, 2014)
フィンセント・ゴッホ
「農民たちを描くには自分が彼らの一人であるかの
ごとく、彼ら自身と同じように感じ、考えながら描
かないといけない。人が現にあるあり様はそうでしかあり
えない、そのように描くこと。」
『ファン・ゴッホの手紙』(二見史郎 編訳, みすず書房, 2001)
千住博, 『千住博の美術の授業――絵を描く悦び』, 光文社, 2004年
「私が滝だったらこう流れたい、その声に耳を傾
け、私は制作を続けるのです。それは予定通りいったた
めしは一度たりとてありません。私の考えをはるかに超えた
ところで作品は作品になったり、ならなかったり、流れ続け
るのです。」
千住 博
「滝を描くときは私は滝になっている」
「物事をよく見て理解したければ、対象に入りこみ、そ
れとひとつにならなくてはなりません。外側にいて眺
めているだけでは、真に見て理解することは不可能です。観
察とは、入りこんで、変化させる働きです。」
「対象に入りこみ、それと一体になるとき、はじめ
て理解が訪れます。」
ティク・ナット・ハン, 『ブッダの〈気づき〉の瞑想』, 新泉社, 2011
ティク・ナット・ハン
先が見えないなかで探索的に進んでいく
冒険的創造
Adventurous Creation
深い創造の原理 4
「わたしはよく言うのですが、わたしが書く行為は冒険
のようなものだって。その冒険がわたしをどこへ連
れてゆき、終わりがどうなるのか、わたし自身さ
え知らない冒険です。だから、どの本を書いた後もわ
たし自身がちがう人間になりました。わたしの人生は
実際、わたしが書いた本を節として区切ることができる。
本を執筆することがわたしを変えるからです。」
ミヒャエル・エンデ, 『ものがたりの余白:エンデが最後に話したこと』, 岩波書店, 2000
ミヒャエル・エンデ
「主人公が体験する冒険は、同時に、作家としての
僕自身が体験する冒険でもあります。書いているとき
には、主要な人物が感じていることを僕自身も感じますし、
同じ試練をくぐりぬけるんです。言い換えるなら、本を書き
終えたあとの僕は、本を書きはじめたときの僕とは、
別人になっている、ということです。」
村上春樹, 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』, 文藝春秋, 2010
村上 春樹
「創造的行為は、まずその対象となるもの、つまり「客体」
を創造するが、同時に、その創造を行なうことによっ
て自らをも脱皮変容させる。つまり「主体」も創造
されるのであって、一方的に対象を作り出すだけというの
は、本当の創造的行為ではないのである。そして創造的であ
ればあるほど、その主体である人間の脱皮変容には目を
瞠るものがある。」
川喜田 二郎, 『創造と伝統』, 祥伝社, 1993
『創造性とは何か』, 祥伝社, 2010 再録
川喜田 二郎
みは
クリエイティブ・ラーニング
- 創造的な学び -
Creative Learning
つくることは、
探究すること、
学ぶこと
『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著,
鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019年)
創造の制約・ルールを手がかりに、
パズルのピースをはめて詰めていく
あるべきかたち
Search for What ‘should be’
深い創造の原理 5
「となると、作曲家といっても、自分の感性を動かして曲を
書いているわけじゃないんです。こうしたならばどうな
るんだ、これは何か違う、何か違う…と思って探
していくような作業 なんです。」
養老孟司, 久石譲, 『耳で考える:脳は名曲を欲する』, 角川書店, 2009
久石 譲
大岡信, 谷川俊太郎, 『詩の誕生』, 岩波書店, 2018
「たとえば『何々は』と『何々が』のどちらを選ぶかというと
きに、これはどうしても『は』だとか『が』だとか、
決定的に決まる。」
谷川 俊太郎
「つくる」ということは、そのつくる対象の
「あるべきかたち」を模索することである。
深く埋もれていた状態から掘り起こしたもの
の良さが出るように、徹底的に手直をして
美しい状態に整える
発掘したものの磨き上げ
Polish up the Treasure Trove
深い創造の原理 6
スティーヴン・キング, 『書くことについて』, 小学館, 2013
スティーヴン・キング
「最後まで行ったところで、一呼吸置き、それから書いたもの
を読みかえし、その裏に隠されているパターンを探
す。見つかったら(見つからないことはまずない)、それを二
次稿でより意識的に描きだす。二次稿の役割は象徴性とテー
マの補強である。」
「一次稿の執筆中、あるいは執筆直後にすべき仕事が、自分
が何について書こうとしているのかを決めることだとす
れば、二次稿での仕事(少なくとも仕事のひとつ)は、それ
をより鮮明にすることだ。」
「どれだけ書き直しても十分とはいえないけれど、あると
ころまで来ると、もうこれ以上は動かせないという
線がでてきます。」
川上未映子, 村上春樹, 『みみずくは黄昏に飛びたつ』, 新潮社, 2019
村上 春樹
つくることが生きることそのものに重なり、
生きることの本質となるように、
自分の人生を生きる
「つくる」と「生きる」の円環
Circular Dependency of
Life and creation
深い創造の原理 7
「長編小説を書いているときは、書きながら身体の組成
そのものが刻々と変化していくようなところがあって、
それは何ものにもかえがたい興奮であり、充実感です。でも
「楽しいか?」と質問されると、そんな単純な言葉ではとて
も形容できないというしかないんですね。見通しの悪い未知
の大地をどんどん前に進んでいくようなものだから、そりゃ
しんどいし。きついし、不安がないといえば嘘になりま
す。」
村上春樹, 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』, 文藝春秋, 2010
村上 春樹
「小説を書くのは、僕にとってすごく大事なことなんです。
それは自分の作品を生み出すことであると同時に、
自分を変えていく、自分自身をバージョンアップし
ていくことでもあるわけだから。」
村上春樹, 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』, 文藝春秋, 2010
村上 春樹
深い創造の7つの原理
1. 無我の創造 ̶ つくり手の意図・作為によるコントロールを手放す
2. 生成と分化 ̶ 植物が絶えずひとつの全体として育っていくように、
つくっているものが育つことを支援する
3. 内側から感じる ̶ つくっている対象になりきって感じる
4. 冒険的創造 ̶ 先が見えないなかで探索的に進んでいく
5. あるべきかたち ̶ 創造の制約・ルールを手がかりに、パズルのピー
スをはめて詰めていく
6. 発掘したものの磨き上げ ̶ 深く埋もれていた状態から掘り起こした
ものの良さが出るように、徹底的に手直をして美しい状態に整える
7. 「つくる」と「生きる」の円環 ̶ つくることが生きることそのもの
に重なり、生きることの本質となるように、自分の人生を生きる
7 Principles of Deep Creation
井庭 崇(2020)
創造の原理に関する紹介
四、基調講演 02
17
ククリリエエイイテティィブブ・・ララーーニニンンググ
創創造造社社会会のの学学びびとと教教育育
井庭 崇
慶應義塾大学教授
本講演では、これからの学び・教育において最も重要となる学びのあり方が「ククリリエエイイテティィブブ・・ララーーニニ
ンンググ」(創造的な学び)であるとして、「つくる」ことと「学ぶ」ことの関係について論じる。学びや教育
について考えるときには、これからの未来がどのような時代になり、そこで求められるものが何かを明ら
かにする必要があるが、私が見据える未来は「創創造造社社会会」(クリエイティブ・ソサエティ)であり、そこで
は人々は自分たちで自分たちの直面している問題を解決し、新しいあり方ややり方をつくっていく。その
ため、人々は、創造的な知性とそれを発揮する力が求められるようになる。そのような創造的知性やつく
る力を身につけるためには、知識伝達型の教育やコミュニケーションを中心としたスタイルではなく、「つ
くる」ことを含む創造実践の経験を積むことが不可欠である。
本論文では、「学ぶ」ことにつながる「つくる」とはどのようなものかについて、「創造の7 つの原理」
を提唱する。その7 つの原理とは、1. 無無我我のの創創造造(つくり手の意図・作為によるコントロールを手放す)、
2. 生生成成とと分分化化(植物が絶えずひとつの全体として育っていくように、つくっているものが育つことを支
援する)、3. 内内側側かからら感感じじるる(つくっている対象になりきって感じる)、4. 冒冒険険的的創創造造(先が見えないな
かで探索的に進んでいく)、5. ああるるべべききかかたたちち(創造の制約・ルールを手がかりに、パズルのピースをは
めて詰めていく)、6. 発発掘掘ししたたももののをを磨磨きき上上げげるる(深く埋もれていた状態から掘り起こしたものの良さが
出るように、徹底的に手直をして美しい状態に整える)、7. つつくくるるここととでで生生ききるる(つくることが生きるこ
とそのものに重なり、生きることの本質となるように、自分の人生を生きる)というものである。このよ
うな創造であるからこそ、「つくる」ことが、つくり手に「学び」をもたらすのである。
このような「つつくくるるここととにによよるる学学びび」(learning by creating)を軸としたクリエイティブ・ラーニン
グを考えると、学校というものは、上に掲げたような創造を体験する機会を提供する場となる。これに伴
い、教師の役割は、創造実践をともに行い、その活動の内側から創造と学びを生成するような「ジジェェネネレレ
ーータターー」(生成者)という役割に変わる。そのとき、創造実践を支える方法・道具となるのが「パパタターーンン・・
ラランンゲゲーージジ」である。
本講演では、日本で出版されている書籍『『ククリリエエイイテティィブブ・・ララーーニニンンググ::創創造造社社会会のの学学びびとと教教育育』』(井
庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019 年)1
で論じた考
え・概念を概観しつつ、新しい話を盛り込み、また事例を交えて紹介する。考えや理論、事例の詳細につ
いては、同書をお読みいただければと思う。
1
『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学
出版会, 2019 年)
2020年度台湾日本語教育研究国際シンポジウム
国際会議予稿集(基調講演論文)
http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/papers/2020Taiwan_CreativeLearning_iba.pdf
創造の原理 - 深い創造の7つの原理
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことのパターン・ランゲージ
ヴィジョン - ナチュラルな創造社会
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
深い創造の原理と実践
芸術とパターン・ランゲージ
「ある場所が見せかけだけで、生き生きとしていない場
合、必ずといってよいほどその背後には主導者の存在が
ある。作り手の意図が強すぎて、本来の特性が出
現する余地が生まれてこないのである。」
クリストファー・アレグザンダー, 『時を超えた建設の道』, 平田翰那(訳), 鹿島出版会, 1993
/
クリストファー・アレグザンダー
マスターマインド
「無名の質は人為的につくるものではなく、単にプ
ロセスによって生成されるにすぎないということであ
る。それは人びとの行為から、それもごく自然に湧き
出てくるものであり、つくってつくれるものではな
い。発明したり、考案したり、設計するものではなく、そ
れ自体の創造プロセスから自然に湧き出る時、無名の質が
現われてくるのである。」
クリストファー・アレグザンダー, 『時を超えた建設の道』, 平田翰那(訳), 鹿島出版会, 1993
/
クリストファー・アレグザンダー
「ものが生成される場合は、自我の入り込まない
ルールによって自由に生成される。そのルールは情
況の現実に作用し、自然にものを生み出していく…。」
「このような無我の建物をつくるには、意図的なイメージ
をすべて捨て去り、まず頭を空にして始めねばなら
ない。」
くう
クリストファー・アレグザンダー, 『時を超えた建設の道』, 平田翰那(訳), 鹿島出版会, 1993
/
クリストファー・アレグザンダー
C. Alexander, S. Ishikawa, M. Silverstein, A Pattern Language:
Towns, Buildings, Construction, Oxford University Press, 1977
C. Alexander, The Timeless Way of Building, Oxford University
Press, 1979.
Christopher Alexander, Emeritus Professor at UC Berkeley
クリストファー・アレグザンダー 他, 『パタン・ランゲージ:
環境設計の手引』, 鹿島出版会, 1984
クリストファー・アレグザンダー, 『時を超えた建設の道』,
鹿島出版会, 1993
1970年代に提案された建築分野の”パタン・ランゲージ”
Light on Two Sides of Every Room
159. どの部屋も2面採光
選択の自由があれば、人はつねに2つの壁面から採
光のある部屋に引かれ、採光が1面だけの部屋は使
おうとせず、寄り付かないであろう。 したがって、
各部屋の少なくとも2面が屋外空間に接するように
配置し、さらに少なくとも2方向以上から自然光が
入るよう外壁に窓を設けること。
このパタンは、おそらく他のどのパタンよりも部屋
の正否を左右するであろう。室内の昼光配分と2壁
面の窓は、部屋づくりの基本である。・・・
Path Shape
121. 歩行路の形
街路は、今日見られるような単なる通過空間では
なく、人の留まれる場所にせねばならない。
 何世紀ものあいだ、都市生活者にとって家のす
ぐ外で利用できる公共空間は街路であった。とこ
ろが現代都市の街路は、数々の狡猾な手段で、
「留まる」場所ではなく「通り過ぎる」場所にさ
せられている。これを助長したのは、ぶらぶら歩
きを犯罪と見なす規制、街路の外側に比べて街路
自体の魅力の欠如、自宅に閉じ込もらざるを得な
いほどの街路の吸引力の不足などである。
 環境的な見地から見ると、問題の本質は、街路が
「遠心的」であって「求心的」でないということに
なる。つまり、人びとを引きつける代りに追い出し
てしまうのである。このような効果に対抗するに
は、屋外の歩行世界を、移行の場所ではなく留まる
場所にせねばならない。要するに、単なる街路より
も包囲感の大きいある種の公共戸外室のような空間
にする必要がある。
 これは、たとえば住宅地域の街路に、平面的に微
妙なふくらみをつけ、周囲に腰掛けや外廊を設け、
場合によっては梁や格子棚を上に渡せば、達成でき
る。
したがって、
公共歩行路の中間部にふくらみをつけ、端部はしぼ
ること。そうすれば、囲われた場所が形成され、人
がただ通り過ぎるだけでなく留まる場所になる。
Activity Pockets
124. 小さな人だまり
公共広場の生活は、自然にその外縁部に形成され
る。外縁に失敗すると、けっして生き生きとした
広場空間にはならない。
より詳しく言えば、人は自然に公共空間の外縁に
集まり、だだっ広い空間ではぶらつかないという
ことである。広場の外縁に自然にぶらつける場所
を用意しないと、その空間は立ち止まる場所では
なく、通りぬけの場所になってしまう。したがっ
て、公共空間の周りには小さな人だまり、つまり
店、屋台、ベンチ、展示物、手すり、中庭、新聞
販売器などが必要になるのは明白である。要する
に、広場の外縁部は貝がら型にせねばならないの
である。・・・
したがって、
公衆の集まる場所は、小さな人だまり̶̶外縁部
の部分的に囲われた小さな場所̶̶で取り囲むこ
と。そこは人の経路から外れた場所であり、人び
とが立ち止まり、そこの活動に自然に係わり合え
るような場所である。
良い質の
事例
パターン
パターン
ある領域において良い質を生む設計(デザイン)・やり方
に潜む「型」(パターン)を抽出して概念・言葉にし、
体系化して、共通言語(ランゲージ)として用いる
ことができるようにまとめたもの
パターン・ランゲージ
たまたま生じた特殊な事例ではなく、広く繰り返し見られること
の共通項に着目する。
良い質の
事例
良い質の
事例
良い質の
事例
良い質の
事例
良い質の
事例
良い質の
事例良い質の
事例事例
良い質の
事例事例
ちょうどよい抽象度
 抽象的な理念と具体的な行動指示の間
 =「中空の言葉」
→ いろいろな実現の仕方を包含する
  +具体的な実践イメージを生成しやすい
考えること(想像、計画)
 コミュニケーション(経験談の共有、問い、協働)
 認識(振り返り、分析)
 を支援する
パターン(pattern)= 実践の型, コツ, 経験則
具体的な行動指示
抽象的な理念
中空の言葉
抽象度
Context
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
Context
Problem
SolutionContext
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
Context
Problem
Solution
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
pattern
個々のパターンは、小さい単位でまとめられているが、 それらは、相互に
関係し合い、ひとつの体系をなしている
1つのパターン・ランゲージは、
 数十パターンで構成される
それら全体で「良い質」を実現する
コツ・勘所はあるが、その場その場
での状況判断が必要な人間活動はすべて
パターン・ランゲージの対象となり得る。
パターン
パターン
パターン
パターン
パターン
パターン
パターン
パターン
パターン パターン
パターン・ランゲージ
良い質
Evolution of Pattern Language
http://patternlanguage.jp
感性科学マーケティング・パターン
実践・習得のコツのことば
オラクルひと・しくみ研究所
カード
https://creativeshift.co.jp/products/
これまでにつくったパターン・ランゲージ一覧
(慶應義塾大学 井庭崇研究室 & 株式会社クリエイティブシフト 制作, 2008~2020)
紹介/サンプル/使用者の声→
『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』
(井庭崇+井庭研究室, 慶應義塾大学出版会, 2013)
人を動かす創造的プレゼンテーションの秘訣を34の言葉にまとめたものです。
コラボレーション・パターン
Ver. 0.60
Collaboration Patterns Project
創造的コラボレーションのパターン・ランゲージ
コラボレーション・パターン
メンバーが互いに高めあいながら成長
し、チームで素晴らしい成果を生み出
す「創造的コラボレーション」のコツ
を34の言葉にまとめたものです。
ラーニング・パターン
創造的な学びのパターン・ランゲージ
慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス) 総合政策学部・環
境情報学部・看護医療学部では、これまで9年間、全1年生
(約 1,000人)が入学直後に、創造的な学びのパターン・ラ
ンゲージ「ラーニング・パターン」を用いて対話しており、
これまでに約9,000人が参加・体験しています。
創造的な学びの秘訣を40の言葉にまとめたもので
す。教えられて覚えるというような学びではなく、
自らつくったり、実践したりするなかで学んでいく
「クリエイティブ・ラーニング」の秘訣です。
Life with Reading - 読書の秘訣
創造的読書のパターン・ランゲージ
井庭研×株式会社有隣堂読書支援の新しいアプローチとして、読書のコツや
楽しみ方を27の言葉にまとめたものです。読書がよ
りよく実践できるコツを表す「読書のコツ」、生活
のなかで読書をより楽しむための「読書の楽しみ
方」、そして、これからの時代における読書のあり
方として「創造的読書」(クリエイティブ・リーディ
ング)「創造的読書」で構成されています。
探究パターン:創造的な探究のためのパターン・ランゲージ
クリエイティブシフト
  ×株式会社ベネッセコーポレーション
100を超える全国の高校で教材として利用
(3万6千人以上の高校生)
高校の探究学習用に「探究」の実践のコツを36の言
葉にまとめたものです。課題を設定し、情報を収集
し、分析・考察して、まとめる ――そのような探究
を主体的に取り組むことを支援します。
ミラパタ
未来の自分をつくる場所:進路を考えるためのパターン・ランゲージ
クリエイティブシフト
×学校法人 河合塾
ワクワクできる進路を考えるためのヒントが
27の言葉にまとめられています。進路選択の
根本は「自分の生き方、それを実現する場所
を考える」ことです。進学や就職はもちろ
ん、これからどのように生きていくのかを考
えるためにも活用いただけます。
アクティブ・ラーニング支援パターン
400以上の学校・教育委員会等で利用されている
クリエイティブシフト
  ×株式会社ベネッセコーポレーション
「アクティブ・ラーニング」(主体的・対話的で深い学び)を実現するために、
教師はどうすればよいのかという秘訣を45の言葉にまとめたものです。
『対話のことば:オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得』
(井庭 崇, 長井 雅史, 丸善出版, 2018)
Jaakko Seikkula, Ph.D.
オープンダイアローグ
対話の心得を30の言葉にまとめたものです。「オープン
ダイアローグ」という、フィンランドのセラピーの対話
での考え方をもとに、日常生活に活かしやすいようにま
とめてあります。この心得の言葉をきっかけとして、自
分たちの対話のあり方を見直し、よりよく改善していく
ことができます。
『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に
携わる人のための企画のコツ32』(井庭 崇 , 梶原 文生, 翔泳社, 2016)
井庭研×UDS株式会社
梶原文生
プロジェクト・デザインの根幹となる「企画」のコ
ツが32の言葉でまとめられています。
感性科学マーケティング・パターン
実践・習得のコツのことば
オラクルひと・しくみ研究所
カード
感性科学マーケティング・パターン
実践・習得のコツのことば
株式会社オラクル
×クリエイティブシフト
(経済産業省認定事業)
小阪裕司 氏
ワクワク系マーケティング実践会を主宰する小阪裕司の感
性科学マーケティングの考え方と実践のコツを40の言葉に
まとめたものです。商い・ビジネスにおいて「心が動く働
きかけをする」・「特別な存在になる」ということについ
て、「実践しながら学ぶ」・「仲間とともに理解を深める」
ためのコツがまとめられています。
『おもてなしデザイン・パターン インバウンド時代を生き抜くための
「創造的おもてなし」の心得28』(井庭 崇, 中川 敬文 , 翔泳社, 2019)
井庭研×UDS株式会社
伝統的な「おもてなし」に加えて、自らクリエイティビティを発揮して
もてなすという「創造的おもてなし」の秘訣を28の言葉にまとめたもの
です。自分たちのおもてなしのあり方を考え、磨いていったり、自己分
析をして次の一歩を考えていったりすることができます。
井庭研 × 東京大学発達保育実践政策学センター
秋田喜代美先生
保育園・幼稚園・認定こども園のミドルリーダー(主
任や副園長)が、担当保育者たちの成長の支援をし
ながらマネジメントするための秘訣を27の言葉にま
とめたものです。
『園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣』

(井庭 崇, 秋田 喜代美 編著, 野澤 祥子, 天野 美和子, 宮田 まり子, 丸善出版, 2019)
『日々の世界のつくりかた:自分らしく子育てしながら働くためのヒント』
慶應義塾大学 井庭崇研究室 × 花王株式会社 生活者研究センター JJP(ジョシジョブプロジェクト)
井庭研×花王株式会社
働くことと子育ての両立のためのヒントを34の言葉にまとめたものです。
『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』

(井庭崇, 岡田誠 編著, 慶應義塾大学 井庭崇研究室, 認知症フレンドリージャパン・イニシ
アチブ 著, 丸善出版, 2015)
井庭研×DJFI
認知症のご本人やご家族が、認知症とともによりよく生き
ていくためのヒントを、40の言葉にまとめたものです。
サバイバル・ランゲージ
大地震を生き抜くための知恵 カード
井庭研×大木研
Survival Language
A Pattern Language for Surviving Earthquakes
Tomoki Furukawazono & Takashi Iba
with Survival Language Project
大地震への備と、地震発生時の緊急行動、発生直後の行動についての心得
が20の言葉にまとめられています。家庭や学校等で、こういうカードを用
いた対話をして防災意識を高めていただくために制作されました。
2020年9月発表 https://creativeshift.co.jp/product/2883/
『コロナの時代の暮らしのヒント』
(井庭 崇, 晶文社, 2020年9月出版)
今のコロナの時代を、感染症に関係を侵された時代というだけで
は終わらせず、身近な人との関係を紡ぎ直した時代として過ごし
ていこう、そして、社会で起きた出来事をこれからも忘れないと
いうだけでなく、忘れられないほどのかけがえのない人生の一部
として生きていこう。そういう思いと希望を持って、本書を書き
ました。(「おわりに」より)
生活、学び、仕事に子育て
不安に揺れる日々を
いつか思い出になるような
かけがえのないものにする32の知恵
いま、新型コロナウィルス感染症禍で、誰もが大きなストレス
や不安を抱えながら暮らしています。この難局を乗り越えるた
めには、みんなが創意工夫をしながら、自分たちのよりよい暮
らし、働き方、学び方をつくっていくしかありません。
そこで、さまざまな分野のコツを集め分析・研究してきたプロ
フェッショナルが、大変な状況のなかでの暮らしをよりよくす
るヒントを、独自の手法でまとめました。
生活、学び、仕事、子育てなど、ひとつひとつの知恵・工夫は、
シンプルで簡単なものばかり。お子さんがいる家庭にも、一人
暮らしの方にも役立つ32のヒント。みなさんの暮らしをよりよ
くするための参考になりますように。
『コロナの時代の暮らしのヒント』
https://amzn.to/354O7lD
各パターンをヒントにして、自分なりに考えて実践でき
るようになる
パターン・ランゲージの言葉を用いることで、対話した
り、学び合ったり、よりよい協働活動をしたりすることが
可能になる
パターンが「認識の眼鏡」となり、実践の本質を認識し
やすくなる
パターン・ランゲージを用いることでできること
パターン・ランゲージについての紹介
ベストな質になるまで
5~10 回程度くり返す
対話型マイニング
インタビュー
クラスタリング
パターンの種の
コア・ライティング
パターンの
執筆・洗練
パターン・レビュー
ミーティング
再体系化
パターン
ネーミング
パターン
イラストレーティング
パターン
マイニング
パターン
ライティング
パターン
シンボライジング
パターン・ランゲージの作成プロセス
イントロ
ライティング
体系化
CPS
ライティング
パターンの種の
コアの調整
(井庭崇, 2008~)
必要に応じて追加調査
必要に応じて
完成!
CPSレビュー
ミーティング
必要に応じて
数回くり返す
(象徴化)
(本質観取・記述)
(掘り起こし)
パターンの素
のライティング
もと
経験を積んだチームで、トータルで数百時間のプロジェクト
井庭研究室
学部1年~大学院生
~2019
慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)
総合政策学部・環境情報学部
井庭研究室 全員での
文献読解
チャレンジ
研究プロジェクト
(3時間/週)
(5時間~/週)
2020
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことの
パターン・ランゲージ
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲
のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことの
パターン・ランゲージ
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲
のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
パターン・イラスト
パターン
イラスト
Illustrating / Design
1) 奥行きのある世界
2) 心と体を持つ登場人物
3) その場で生じるインタラクション
4) 左から右への時間の流れ
5) 目に見えないものの物質化
6) つながりとまとまり線の可視化
7) つくるものの効果
8) 対象として扱える吹き出し
9) 漫画の視覚化表現の活用
10) シンプルさを保つ省略
11) パターン進行のストーリー
12) 魅了するマジック・タッチ
パターン・イラストの「あるべきかたち」の原理
井庭崇研究室(2018-2021 制作中)
●「右奥に進む道」(ポジティブな方向に歩みを進めていく印象になる)
●「左の人から右の人」(ある人の動作や発言を受けての動作・発言である
ことが自然に伝わり、そこに描かれている次出来事について誤解なく伝える
ことができる)
●「右に広がる波紋」(物事が普及したり、影響が波及・伝播するときには、
右に広がる波紋によって表すことができる)
●「左の過去のふりかえり」(左に吹き出しや道を描くだけで、過去のこと
であると感じてもらえる)
●「右の未来のイメージ」(右に吹き出しや道を描くだけで、未来のことで
あると感じてもらえる)
●「右に導く先導者」(キャラクターに装飾的な特徴をつけなくても、主人
公より先輩や先導者であることを感じさせることができる)
4) 左から右への時間の流れ
イラストのなかで起きる出来事の時間的な順序は、原則、左から右である。
井庭崇研究室(2018-2021 制作中)
4) 左から右への時間の流れ
イラストのなかで起きる出来事の時間的な順序は、原則、左から右である。
●「右奥に進む道」(ポジティブな方向に歩みを進めていく印象になる)
井庭崇研究室(2018-2021 制作中)
4) 左から右への時間の流れ
イラストのなかで起きる出来事の時間的な順序は、原則、左から右である。
●「左の人から右の人」(ある人の動作や発言を受けての動作・発言である
ことが自然に伝わり、そこに描かれている次出来事について誤解なく伝える
ことができる)
井庭崇研究室(2018-2021 制作中)
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことの
パターン・ランゲージ
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲
のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
渡邊 崇
第37回日本アカデミー優秀音楽賞受賞(舟を編む)
大阪音楽大学特任准教授
作曲に関するマイニング・インタビュー
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
プロジェクトメンバーの心に響いた箇所についてインタビュー
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
本人による楽曲解説からマイニング
渡邉さんが公開している作品の楽曲解説を素材として
重要そうな部分をメンバーで話しながら抽出した。
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
世界
心に響く音楽のかたち
つくり 手触り
求められているもの 楽曲の核 美しい調和
聴き手の気持ち 印象に残る流れ 情緒の生成
これまでとの対比 小さな変化を伴う展開 無の余韻
強いメロディ
象徴的な音色
世界観の凝縮
パートそれぞれの魅力
ゆたかな内声
全体の重心
たしかな基盤
曲のストロングセンター
移り変わりのなめらかさ
連想されるイメージ
置きかえ表現
感情のレイヤー
親しみやすい展開
小さなうらぎり
全体を束ねるモチーフ
音のかたち
意味のある空白
おわった感
感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
世界
心に響く音楽のかたち
つくり 手触り
求められているもの 楽曲の核 美しい調和
聴き手の気持ち 印象に残る流れ 情緒の生成
これまでとの対比 小さな変化を伴う展開 無の余韻
強いメロディ
象徴的な音色
世界観の凝縮
パートそれぞれの魅力
ゆたかな内声
全体の重心
たしかな基盤
曲のストロングセンター
移り変わりのなめらかさ
連想されるイメージ
置きかえ表現
感情のレイヤー
親しみやすい展開
小さなうらぎり
全体を束ねるモチーフ
音のかたち
意味のある空白
おわった感
感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
つくり:小さな変化を伴う展開
同じ和音の進行やモチーフなどを繰り返し用いて、曲の中に周期性をつくる。そ
うすることで、聴き手はその曲の展開を予想することができるようになり、曲に
親しみが持てるようになる。
《親しみやすい展開》
8小節に1回くらい、聴き手の予想を裏切るような小さな変化を加えていく。そう
することで、聴き手に驚きがうまれ、曲を聴いていて気持ち良いと感じられるよ
うになる。
《小さなうらぎり》
曲が展開して進んでいくなかでも、曲の主要なモチーフを断片的に登場させる。
そうすることで、曲全体の一貫性が生まれる。
《全体を束ねるモチーフ》
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
楽譜は、Takashi Watanabe Scorebook Libraryより
https://tw-scorelibrary.localinfo.jp/posts/5960305
「雪明り 星明り」
《親しみやすい展開》
この4小節の和音の展開が、くりかえし続く。
《小さなうらぎり》
1回目と2回目では、メロディに小さな変化がある。
《全体を束ねるモチーフ》
同じリズムのモチーフがところどころにあらわれ、全体を束ねている。
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
音楽作曲についてのパターン・ランゲージの全体像
作曲の実践 作曲の習得
楽曲の設計
井庭崇研究室×渡邊崇(2020-2021 共同研究 制作中)
現段階での構想
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことの
パターン・ランゲージ
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲
のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
世阿弥「風姿花伝」とマイニング・インタビュー
シテ方観世流56世梅若家
当主4代 梅若 実 氏
(現日本芸術院会員、重要無形
文化財個人指定(人間国宝))
「道を極める」ことのパターン・ランゲージ
技と術を身につける
型を習得する
実践し修練を積む
関わりのなかで学ぶ
自分を豊かにする
己を知る
有難さに気づく
生きることに向き合う
道を育てる
良さを実現し続ける
新しい形を創造する
次の世代に継承する
能・風姿花伝に学ぶ
創造の原理 - 深い創造の7つの原理
創造の実践と学びの支援 - パターン・ランゲージ
能・風姿花伝に学ぶ「道を極める」ことのパターン・ランゲージ
ヴィジョン - ナチュラルな創造社会
心に響く音楽のかたち:感動をもたらす楽曲のパターン・ランゲージ
イラスト・デザイン・パターン
深い創造の原理と実践
芸術とパターン・ランゲージ
井庭 崇創造のテーブル2021

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