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SARS-CoV-2ワクチンについて
Coronavirus disease 2019:COVID-19
(SARS-CoV-2)
倉敷中央病院 感染症科
上山 伸也
参考にさせていただいた資料
• 守屋章成先生
「新型コロナワクチンまとめ(医療従事者向け)」
• 忽那賢志先生
「効果は? 安全性は? 新型コロナワクチンについて知っておき
たいこと Q&Aで医師が解説」
SARS-CoV-2ワクチンの開発状況
COVID-19 ワクチンに関する提言 (第 1 版):日本感染症学会
SARS-CoV-2ワクチンの開発状況
COVID-19 ワクチンに関する提言 (第 1 版):日本感染症学会
アウトライン
1. COVID-19ワクチンのメカニズムと免疫原性について
2. COVID-19ワクチンの効果
3. COVID-19ワクチンの安全性
アウトライン
1. COVID-19ワクチンのメカニズムと免疫原性について
2. COVID-19ワクチンの効果
3. COVID-19ワクチンの安全性
脂質
ナノ粒子
細胞
リボソーム
スパイク蛋白
mRNA
Sタンパク
ACE2受容体
TMPRSS2:type 2 transmembrane serine protease
JAMA. 2020;324(8):782-793.
mRNAワクチンのメカニズム
Sタンパクがコード
されたmRNA
SARS-CoV-2
Sタンパク
Moderna FDA-VRBPAC. Dec 2020
mRNAワクチンのメカニズム
Sタンパクがコード
されたmRNA
SARS-CoV-2
Sタンパク
Moderna FDA-VRBPAC. Dec 2020
mRNAは不安定
→すぐに処理される
核内に取り込まれない
ウイルスベクターワクチンのメカニズム
The race for coronavirus vaccines: a graphical guide. Nature. 28 APRIL 2020
チンパンジーアデノウイルス
(ヒトには病原性なし)
Sタンパク
遺伝子
ウイルス増殖
Sタンパク
産生
免疫応答
mRNAワクチンの構成物
CDC ACIP Meeting Dec. 19, 2020
mRNAワクチンの構成物
CDC ACIP Meeting Dec. 19, 2020
防腐剤、抗菌薬、アジュバントなど一切なし
ワクチン開発
前臨床試験
第Ⅰ層試験 第Ⅱ相試験 第Ⅲ相試験 ワクチン認可
ワクチン認可
第Ⅲ相試験
第Ⅱ相試験
第Ⅰ層試験
ワクチン開発
前臨床試験
通常のワクチン臨床試験(10年以上かかることもある)
今回のワクチン臨床試験(パンデミック下)
どのプロセスも
省略されていない!
BNT162b2(ファイザーワクチン)
18-55歳 65-85歳
50%幾何平均
中和抗体価
N Engl J Med 2020; 383:2439-2450
モデルナワクチンの免疫原性
Moderna FDA-VRBPAC. Dec 2020、N Engl J Med 2020; 383:2427-2438
モデルナワクチンの抗体持続性
• 2回接種後3カ月時点での中和抗体価を測定
• 緩やかに減少はしているものの、回復者血漿よりも高値を維持
アストラゼネカワクチンの免疫原性
Lancet. 2021 Dec 19;396(10267):1979-1993.
中和抗体価
アストラゼネカワクチンの免疫原性
Lancet. 2021 Dec 19;396(10267):1979-1993.
中和抗体価 • 2回目接種後、14日以内に99%で中和抗体を獲得
(208人/209人)
• 接種後56日目でも高値を維持
アウトライン
1. COVID-19ワクチンのメカニズムと免疫原性について
2. COVID-19ワクチンの効果
3. COVID-19ワクチンの安全性
アウトライン
1. COVID-19ワクチンのメカニズムと免疫原性について
2. COVID-19ワクチンの効果
3. COVID-19ワクチンの安全性
主な3つのワクチンの被検者の特徴
mRNAワクチン
(Pfizer)
mRNAワクチン
(Moderna)
ウイルスベクターワクチン
(AstraZeneca)
被験者 16-89歳(中央値52歳)
43,548人
55歳以上が42.3%
妊婦、小児は除外
18-95歳、30,420人
65歳以上が24.8%
妊婦、小児、HIV、HBV、HCV
感染者は除外
18歳以上、23,848人
70歳以上が3.8%
除外基準の明記なし
背景 基礎疾患ありが20.9%
HIV、悪性腫瘍(固形、血液)
など
白人82.9%、アジア人1,608人
重症化リスクありが22.5%
慢性肺疾患、心疾患、高度肥満、
糖尿病、肝疾患、HIVなど
白人24,024人(79.2%)
アジア人1,382人(4.6%)
18-55歳が88%
心疾患10.7%、呼吸器疾患11.7%、
糖尿病2.3%
白人82.7%、アジア人4.4%
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):99-111.
主な3つのワクチンの効果
mRNAワクチン
(Pfizer)
mRNAワクチン
(Moderna)
ウイルスベクターワクチン
(AstraZeneca)
接種方法 2回接種、21日間隔 2回接種、28日間隔 2回接種、4-12週以上間隔
予防効果 2回目接種7日後以降の発症
• ワクチン群 8人/2,214人年
• プラセボ群 162人/2,222人年
• Vaccine efficacy 95.0%
2回目接種14日後以降の発症
• ワクチン群 3.3人/1,000人年
• プラセボ群 56.5人/1,000人年
• Vaccine efficacy 94.1%
2回目接種14日後以降の発症
• ワクチンLD→SD群 3人/1,367人
• プラセボ群 30人/1,374人
• Vaccine efficacy 90.0%
• ワクチンSD→SD群 27人/4,440人
• プラセボ群 71人/4,455人
• Vaccine efficacy 62.1%
重症化の
予防効果
接種後時期を問わない
重症COVID-19
• 実薬群 1人/4,021人年
• プラセボ群 9人/4,006人年
• Vaccine efficacy 88.9%
2回目接種14日後以降の
重症COVID-19
• 実薬群 0人/14,073人
• プラセボ群 30人/14,073人
• Vaccine efficacy 100%
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):99-111.
Pfizerワクチンの
効果について
プラセボ群
ワクチン群
1回目接種後の経過日数
発症率(%)
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
プラセボ群
ワクチン群
1回目接種後の経過日数
発症率(%)
初回接種後
2週間で効果あり
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
プラセボ群
ワクチン群
1回目接種後の経過日数
発症率(%)
初回接種後
2週間で効果あり
2回目接種7日後以降の発症
• ワクチン群 8人/2,214人年
• プラセボ群 162人/2,222人年
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
プラセボ群
ワクチン群
1回目接種後の経過日数
発症率(%)
初回接種後
2週間で効果あり
2回目接種7日後以降の発症
• ワクチン群 8人/2,214人年
• プラセボ群 162人/2,222人年
95%減!
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
ファイザーワクチンの効果
COVID-19発症数
ワクチン群
N=21,669
プラセボ群
N=21,686
有効性(%) 95%信頼区間
初回接種後 50 275 82.0 75.6, 86.9
初回接種後、2回接種前 39 82 52.4 29.5, 68.4
2回接種後7日目まで 2 21 90.5 61.0, 98.9
2回接種後7日目以降 9 172 94.8 89.8, 97.6
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
ファイザーワクチンの効果
1回接種でも約50%の有効性
2回接種で95%
COVID-19発症数
ワクチン群
N=21,669
プラセボ群
N=21,686
有効性(%) 95%信頼区間
初回接種後 50 275 82.0 75.6, 86.9
初回接種後、2回接種前 39 82 52.4 29.5, 68.4
2回接種後7日目まで 2 21 90.5 61.0, 98.9
2回接種後7日目以降 9 172 94.8 89.8, 97.6
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
重症化の予防効果
COVID-19重症例
ワクチン群
N=21,669
プラセボ群
N=21,686
有効性(%) 95%信頼区間
初回接種後 1 9 88.9 20.1, 99.7
初回接種後、2回接種前 0 4 100.0 -51.5, 100.0
2回接種後7日目まで 0 1 100.0 -3800.0, 100.0
2回接種後7日目以降 1 4 75.0 -152.6, 99.5
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
重症化の予防効果
重症例は少ないが
重症化予防もあり
COVID-19重症例
ワクチン群
N=21,669
プラセボ群
N=21,686
有効性(%) 95%信頼区間
初回接種後 1 9 88.9 20.1, 99.7
初回接種後、2回接種前 0 4 100.0 -51.5, 100.0
2回接種後7日目まで 0 1 100.0 -3800.0, 100.0
2回接種後7日目以降 1 4 75.0 -152.6, 99.5
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
Modernaワクチンの
効果について
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
プラセボ群
ワクチン群
初回接種 2回目接種
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
プラセボ群
ワクチン群
初回接種 2回目接種
2回目接種14日後以降の発症
• ワクチン群 3.3人/1,000人年
• プラセボ群 56.5人/1,000人年
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
プラセボ群
ワクチン群
初回接種 2回目接種
2回目接種14日後以降の発症
• ワクチン群 3.3人/1,000人年
• プラセボ群 56.5人/1,000人年
94.1%減!
Modernaワクチンの効果
COVID-19発症数
ワクチン群
N=14,550
プラセボ群
N=14,598
有効性(%) 95%信頼区間
初回接種後14日目まで 5 11 54.4
初回接種後14日目から2回接種前 2 35 94.3
2回接種後14日目まで 0 19 100
2回接種後14日目以降 12 204 94.1
全期間 19 269 92.9 89.3, 96.8
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
Modernaワクチンの効果
COVID-19発症数
ワクチン群
N=14,550
プラセボ群
N=14,598
有効性(%) 95%信頼区間
初回接種後14日目まで 5 11 54.4
初回接種後14日目から2回接種前 2 35 94.3
2回接種後14日目まで 0 19 100
2回接種後14日目以降 12 204 94.1
全期間 19 269 92.9 89.3, 96.8
1回接種でも高い有効性
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
重症化の予防効果
ワクチン群
N=14,134
プラセボ群
N=14,073
有効性(%) 95%信頼区間
COVID-19重症例 0(0%) 30(0.2%) 100% 算出不能, 100
発症率(/1000人年) 0 9.1
重症例は少ないが重症化予防効果あり
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
無症候性感染の予防効果は?
• 現時点でははっきりしたことは不明
• Modernaワクチンでは無症候性感染予防の可能性が示唆されて
いる
ワクチン群
N=14,134
プラセボ群
N=14,073
初回接種後、2回目接種時に無症状かつPCR陽性例 14(0.1%) 38(0.3%)
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
AstraZenecaワクチンの
予防効果について
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):99-111.
AstraZenecaワクチンのプロトコール
• 2つのプロトコールが混在
1回目低用量(Low dose:LD)→ 2回目標準量(Standard dose:SD)
1回目、2回目ともにSD
• 当初の計画は2回接種、4週間間隔だったが、実際にはほとんどが9-12週
間隔となった
• 鼻咽頭拭い液を初回接種後から毎週自己採取して検査センターに郵送
ワクチン群 プラセボ群 Vaccine Efficacy 95%信頼区間 接種間隔(日)
①LD→SD、COV002 3人/1,367人 30人/1,374人 90.0% 67.4、97.0 84(77-91)
②SD→SD、COV002
SD→SD、COV003
27人/4,400人 71人/4,455人 62.1% 41.0、75.7
69(50-86)
36(32-58)
①と②の両方 30人/5,807人 101人/5,829人 70.4% 54.8、80.6
2回目14日目以降の
無症候性感染
29人/3,288人 40人/3,350人 27.3% -17.2、54.9
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):99-111.
プラセボ群
ワクチン群
初回接種後経過日数
2回目接種後経過日数
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):99-111.
プラセボ群
ワクチン群
初回接種後経過日数
2回目接種後経過日数
2回目接種14日後以降の発症
• ワクチン群 30人/5,807人
• プラセボ群 101人/5,829人
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):99-111.
プラセボ群
ワクチン群
初回接種後経過日数
2回目接種後経過日数
2回目接種14日後以降の発症
• ワクチン群 30人/5,807人
• プラセボ群 101人/5,829人
70.4%減!
ワクチンの有効性のまとめ
ワクチンの種類
ワクチンの有効性
(95%CI)
備考
SARS-CoV-2 62.1-95.0% Vaccine Efficacy。
インフルエンザ 59%(51-67%) Vaccine Efficacy。流行株との一致度による
麻疹 95%以上
99%以上
初回接種後の抗体陽性率
2回接種後の抗体陽性率
ムンプス 78%(49-92%)
88%(66-95%)
初回接種後のVaccine Effectiveness
2回接種後のVaccine Effectiveness
不活化ポリオ 95%以上
99-100%
2回接種後の抗体陽性率
3回接種後の抗体陽性率
風疹 95%以上 初回接種後の抗体陽性率
水痘 76-85%
ほぼ100%
初回接種後の抗体陽性率
2回接種後の抗体陽性率
ヒトパピローマウイルス 99%以上 3回接種後の抗体陽性率
Red Book 2018-2021: Report of the Committee on Infectious Diseases. Committee on Infectious Diseases.
日本に導入予定の3つのワクチン
いずれも驚異的な成績
アウトライン
1. COVID-19ワクチンのメカニズムと免疫原性について
2. COVID-19ワクチンの効果
3. COVID-19ワクチンの安全性
アウトライン
1. COVID-19ワクチンのメカニズムと免疫原性について
2. COVID-19ワクチンの効果
3. COVID-19ワクチンの安全性
ワクチン接種後の
有害事象と副反応について
ワクチンの有害事象と副反応
3歳男児。昨日日本脳炎ワクチンを接種した。
今朝、不幸なことに交通事故にあった。
この事象はワクチン接種と関連があるか。
1. ある
2. ない
3. わからない
ワクチンの有害事象と副反応
3歳男児。昨日日本脳炎ワクチンを接種した。
今朝、不幸なことに交通事故にあった。
この事象はワクチン接種と関連があるか。
1. ある
2. ない
3. わからない
ワクチンの有害事象と副反応
3歳男児。昨日日本脳炎ワクチンを接種した。
今朝、接種部位の発赤と疼痛に気がついた。
この事象はワクチン接種と関連があるか。
1. ある
2. ない
3. わからない
ワクチンの有害事象と副反応
3歳男児。昨日日本脳炎ワクチンを接種した。
今朝、接種部位の発赤と疼痛に気がついた。
この事象はワクチン接種と関連があるか。
1. ある
2. ない
3. わからない
有害事象と副反応
• 有害事象
ワクチン接種後のすべての事象
ワクチンと関連があるかもしれない
単に偶然の出来事かもしれない
• 副反応
ワクチンによって引き起こされた事象。薬の副作用のようなもの
局所:接種部位の痛み、発赤、腫れ
全身:発熱、頭痛、嘔気、アレルギーなど
Pfizerワクチンの
有害事象について
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
55歳以上、2回目
55歳以上、1回目
16-55歳、1回目
16-55歳、2回目
発赤 腫脹
接種部位の疼痛 発赤 腫脹
接種部位の疼痛
局所反応の頻度
55歳以上、2回目
55歳以上、1回目
16-55歳、1回目
16-55歳、2回目
発赤 腫脹
接種部位の疼痛 発赤 腫脹
接種部位の疼痛
局所反応は多い
(約80%)
局所反応の頻度
55歳以上、2回目
55歳以上、1回目
16-55歳、1回目
16-55歳、2回目
発赤 腫脹
接種部位の疼痛 発赤 腫脹
接種部位の疼痛
局所反応は多い
(約80%)
局所反応の頻度
軽度から中等症
16-55歳、1回目
16-55歳、2回目
倦怠感 頭痛
発熱 嘔吐 下痢
悪寒 関節痛 解熱鎮痛薬の使用
筋肉痛
16-55歳、1回目
全身反応の頻度(16-55歳)
16-55歳、1回目
倦怠感 頭痛
発熱 嘔吐 下痢
悪寒 関節痛 解熱鎮痛薬の使用
筋肉痛
2回目で強くなる傾向
16-55歳、1回目
16-55歳、2回目
16-55歳、1回目
全身反応の頻度(16-55歳)
16-55歳、1回目
全身反応の頻度(16-55歳)
16-55歳、1回目
16-55歳、1回目
55歳以上、1回目
55歳以上、2回目
全身反応の頻度(55歳以上)
55歳以上でも同様の傾向
倦怠感 頭痛
発熱 嘔吐 下痢
悪寒 関節痛 解熱鎮痛薬の使用
筋肉痛
有害事象の経過
重篤な有害事象のまとめ
ワクチン群(N=21,621) プラセボ群(N=21,631)
重篤な有害事象 126人(0.6%) 111人(0.5%)
ワクチン関連と思われるもの
• 注射による肩損傷
• 腋窩リンパ節腫脹
• 心室性頻拍
• 右足のしびれ
4人(0.0%) 0人(0%)
接種を差し控えるほどの有害事象 37(0.2%) 30人(0.1%)
死亡※
2人(0.0%) 4人(0.0%)
※ワクチンとの因果関係なし(動脈硬化性疾患)
Modernaワクチンの
有害事象について
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
局所反応の頻度
すべての有害事象 疼痛 リンパ節腫脹
腫脹
発赤
局所反応の頻度
すべての有害事象 疼痛 リンパ節腫脹
腫脹
発赤
ワクチン群で有害事象が多い
1回目>2回目
全身反応の頻度
すべての有害事象 倦怠感
頭痛 嘔気・嘔吐
発熱 関節痛 悪寒
筋肉痛
全身反応の頻度
すべての有害事象 倦怠感
頭痛 嘔気・嘔吐
発熱 関節痛 悪寒
筋肉痛
ワクチン群で有害事象が多い
1回目>2回目
重篤な有害事象のまとめ
ワクチン群(N=15,185) プラセボ群(N=15,166)
有害事象の報告 3,632人(23.9%) 3,277人(21.6%)
重篤な有害事象 89人(0.6%) 93人(0.6%)
致死的な有害事象 3(<0.1%) 2人(<0.1%)
接種を差し控えるほどの有害事象 80(0.5%) 50(0.3%)
死亡※
2人(<0.1%) 3人(<0.1%)
※ワクチン群:心肺停止、自殺
プラセボ群:消化管穿孔、心停止(原因不明)、慢性リンパ性白血病
感染症増強のリスク
VMED:vaccine-mediated enhanced disease
VMED:vaccine-mediated enhanced disease
• 抗体依存性感染増強現象
ADE:antibody-dependent enhancement
• ワクチン関連増強呼吸器疾患
VAERD:vaccine-associated enhanced respiratory disease
不完全な中和抗体がウイルス感染を増長
Nature Microbiology volume 5, 1185–1191(2020)
ADEの例:デングウイルスワクチン
VAERDの例:RSウイルスワクチン
不完全な中和抗体がウイルス感染を増長
ADEの例:デングウイルスワクチン
VAERDの例:RSウイルスワクチン
Nature Microbiology volume 5, 1185–1191(2020)
不完全な抗体はTh2細胞
優位の免疫反応も惹起
VMEDの予防
高い中和作用をもつ抗体を産生すること
Th1細胞優位の免疫反応を惹起すること
この2つが必要
Th1細胞は誘導されているが
Th2細胞は誘導されていない N Engl J Med 2020; 383:2427-2438
重症化の予防効果
少なくもVMEDの傾向はみてとれない
COVID-19重症例 ワクチン群 プラセボ群
Pfizerワクチン 1/21,669 9/21,686
Modernaワクチン 0/14,134 30/14,073
N Engl J Med. 2020 Dec 30:NEJMoa2035389. doi: 10.1056/NEJMoa2035389.
N Engl J Med 2020; 383:2603-2615.
アナフィラキシーについて
CDCによるアナフィラキシーの報告
• 2020年12月14日~12月23日
1,893,360接種、21人のアナフィラキシーの報告
17例にアレルギーの既往あり(ワクチン、抗菌薬など)
7例はアナフィラキシーの既往あり
• 2020年12月21日~2021年1月10日
4,041,396接種、10人のアナフィラキシーの報告
9人にアレルギーの報告(抗菌薬、造影剤など)
5人にアナフィラキシーの既往あり
MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021 Jan 15; 70(2): 46-51
MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021 Jan 29; 70(4): 125-129
アナフィラキシーの頻度
ワクチン 100万患者当たり発症率
インフルエンザワクチン 1.35
23価肺炎球菌ワクチン 2.48
A型肝炎ワクチン 3.38
帯状疱疹ワクチン 9.60
狂犬病 86.1
ペニシリン 4,590
セファロスポリン 610
マクロライド 380
キノロン 370
NSAIDs 1,300
オピオイド 980
Pfizerワクチン 11.1
Modernaワクチン 2.5
J Allergy Clin Immunol Pract. 2019 Jan; 7(1): 103–111.
J Allergy Clin Immunol. 2016 Mar;137(3):868-78.
mRNAワクチンの禁忌
1. mRNAワクチンの成分(ポリエチレングリコールなど)に対
して重度、即時型のアレルギーがある場合
モビコール®など
2. ポリエチレングリコールと交差反応をもつポリソルベートに
即時型アレルギーがある場合
フィルグラスチム、グラン、ジーラスタなど
• その他のワクチンや注射薬にのみ即時型アレルギーがある場合
は、慎重に接種(接種後30分の観察要)
• 食物アレルギー、ペット、ハウスダストなどへのアレルギーが
ある場合には、通常接種
まだわからないこと
• 効果がどれくらいの期間続くのか、わからない
• 無症候性感染を予防できるかどうかはわからない
感染するけれど、重症化しないだけ、という可能性がある
ただしModernaワクチンでは無症候性感染者の予防効果が示唆
• 発症は予防できても他の人への感染を予防できるのか、わからない
ワクチン普及によって、集団免疫が獲得できるかどうかは不明
今後も感染対策は必要
集団免疫はもたらされるのか?
予防接種の目的
接種した“個人”を守る
だけではない
ワクチンすら接種できない
弱者を守る
Herd Immunity
(Community Immunity“集団免疫”)
小児用肺炎球菌ワクチン導入前後での年齢・年次ごとの
ワクチン血清型株の侵襲性肺炎球菌感染症の発症率
MMWR 54(36):893, 2005
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
Herd Immunity
ワクチンがもたらすもの
• 3ワクチンとも高い予防効果がある
• 接種すれば、発症率が大幅に減少し、重症化のリスクも減る
• 証明されていないが、ワクチンを接種すれば、他者への感染
リスクも減るはず(個人的意見)
COVID-19の感染力は有症状者は無症状者の3.85倍高い
有症状者が減れば、感染拡大は予防できるはず
• SARS-CoV-2の基本再生産数(R0)は2-3程度
Herd immunity threshold=1-1/R0
集団免疫には、少なくとも70%以上の人の接種が必要
Lancet. 2021 Jan 9;397(10269):93-94.
世界の接種状況
Accessed, Jan 29, 2021
• イスラエル 430万人
• 米国 2,440万人
• 日本では、インフルエンザ
ワクチンを10-12月の3カ月で
2500万本接種
• 医療機関が総力をあげて接種
する必要あり
Financial Times. Covid vaccine development: The shots available and the doses administered.
ワクチンを接種するべきか
日本の水痘発生動向
• ほと
水痘ワクチンの認可
30年間ほとんど発生率が変わっていない!
国立感染症研究所 水痘ワクチンに関するファクトシート 平成22年
水痘ワクチン
効果ないやん
水痘の報告数 1992-2008
イリノイ州、ミシガン州、テキサス州、ウェストヴァージニア州
水痘ワクチンの認可
何が違うのか?
米国
2008年水痘接種率
90%
日本
2005年水痘接種率
30%
2014年10月から
水痘ワクチンの定期接種化
水痘定期接種化後の罹患率の推移
ワクチンを接種するべきか
みんなでうたなきゃ意味がない!
ワクチンを接種するべきか
• そろそろメディアやネットの情報に惑わされるのはやめよう
• 正確な医学論文の知識に基づいた判断をしよう
• 自分で読めない人は、読める人に聞こう
今日の話を聞けば、結論は一つしかないはず
FAQ
• 基礎疾患、免疫不全者の接種
データは不十分だが、接種可
• 既感染者への接種
接種可
• 妊婦、授乳中の接種
データは不十分だが、自然感染よりもリスクは低いと考えられ、希望者は接
種可
• 小児への接種
小児は臨床試験の対象となっていないため不可
• 他のワクチンとの接種間隔
不活化、生ワクチンともに14日間は空ける
• 1回目と2回目は同じメーカーのワクチンを接種
Clinical Considerations for COVID-19 Vaccination. Accessed, Jan 29, 2021.
https://www.cdc.gov/vaccines/covid-19/info-by-product/clinical-considerations.html
最後に
• 新型コロナウイルスに関しては、初期から一貫してデマが
出回っています。
• 本物の専門家と偽物の専門家を見極めましょう。
• 本当に現場で診療している医師は、めちゃめちゃ忙しいので、
真昼間からテレビに出ることはあり得ません。
• ワクチンを接種しても、感染対策は継続してください。

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