41. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
でも、ユーザーストーリーを書けば
他のドキュメントはいらないんでしょ
例えば、何らかのビジネス・ルールがあるとして
抜け漏れがないかどうやって、確認する?
UIのイメージは関係者とあっている?イメージを
すりあわせるためにラフなスケッチくらいは
書かないといけないんじゃない?
目的に応じて、その手段を検討するべきだ。
42. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
わかった。では、ストーリーとしては
どういうのがよく書けていると言えるの?
43. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
完成の条件が言えるストーリーというのが良い
ストーリーの条件と言えるね。
他にもいくつか特徴があるんだ。次の6つだ。
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
頭文字をとってINVESTと呼ぶよ。
わかった。では、ストーリーとしては
どういうのがよく書けていると言えるの?
44. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
独立して優先順位がつけられる
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
ストーリーの間で強い依存関係があると
スコープが調整しづらくなるし、完成の状態が
あいまいになってしまうね。このストーリーは
完成しているように実はあっちのストーリーが
終わらないと終わりにはならない…とかね。
45. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
何をつくるかの案が調整可能である
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
やりたいことを実現する手段(How)が調整可能
でなければ、相当しっかりと計画を組み立てる
ことが求められているのと同じことになる。
最初に言ったとおり、Whyを実現するための
一番良いところのHowはチームから提示しよう
46. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
価値のある
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
これはもう説明がいらないかな。僕達の目的はユー
ザーに価値をもたらすソフトウェアを作ることだ。
一つ一つのストーリーがユーザーにとって価値を
もたらすものになっていなければそれを積み重ね
ても目的にはたどり着けない。おそらく関係者が
理解できる内容にもなっていないだろう。
47. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
見積可能である
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
見積ができるということは、やりたいことへの
実現手段がはっきりとしているということだ。
逆にまだ見積ができないなら、関係者との会話が
不足していそうだ。
48. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
チームで扱いやすい手頃なサイズである
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
ストーリーを小さくできると、見積がしやすくな
る。何日もかかるような壮大なストーリーは見積
もったところで凄くブレが生まれる可能性が高い
よね。それに小さくないと1回のイテレーション
の中で終わらなくなっちゃうからね。
49. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
テストできる
I ‒ Independent (独立して優先順位がつけられる)
N ‒ Negotiable (何をつくるかの案が調整可能である)
V ‒ Valuable (価値のある)
E ‒ Estimable (見積り可能である)
S ‒ Small (チームで扱いやすい手頃なサイズである)
T ‒ Testable (テストできる)
テストができるようになっているということは、
ソフトウェアがどう動けば良いか分かっている
ということだ。つまり、完成の条件が明確に
なっているということだね。
50. Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
ストーリーはオブジェクトに似ている
高凝集
!
!
疎結合
1つのストーリーには必ず1つの価値がある
十分に小さいこと
ストーリーは可能な限り独立していること
単体で完成することができる
高凝集、疎結合でなければ、ユーザーストーリーだけでは
プロダクトとプロジェクトの状況を把握するのが難しい