Libre office カスタマイズ

LibreOfficeカスタマイズ
大森　規克
LibreOffice 日本語チーム
第5回九州LibreOffice勉強会
LibreOffice Japanese Team

カスタマイズMenu
入力支援機能
オートコレクトオプション
オートフォーマット機能　
カラーパレット機能　　　
アイコンスタイル　　　　
メニューカスタマイズ　　
背景色変更　　　　　　　
Personas テーマ　
python利用　　　
起動画面変更　　　　　　

入力支援機能
　LibreOffice Writer の入力支援の機能を利用す
ると、ユーザーの指定するテキストを登録してお
き、必要時にドキュメントに挿入することができ
ます。(部品)
　書式付テキスト、図、表、フィールドが登録で
きます。

使用方法
[メニュー]-[編集]-[入力支援]　(Ctrl+F3)

登録したいデータを選択して、入力支援(Ctrl+F3)を選択
登録方法1
登録例
・My AutoTextを選択
・名前を付ける
・入力支援ボタン→新規作成を選択
・挿入ボタンが有効化→押すと登録される

登録方法2
入力支援の他機能
パスを管理
Program Files/LibreOffice 4/share/autotext/ja
AppData/Roaming/user/autotext
分類（グループ名を付ける）
　分類名とパスを割り当てる
　名前の変更も可能
入力支援(インポート)
　 doc,dotのファイル取り込み可
リンクの相対保存
　ネットワーク上にもファイルが保存できる。

パスに存在するファイルは、以下の４種類（分類名）
設定情報
Program FilesLibreOffice 4shareautotextja
　　　cadbus50.bau
　　　standard.bau
　　　template.bau
AppDataRoamingLibreOffie4userautotext
　　　mytexts.bau
アーカイブ形式で、BlackList.xmlにグループ名、設定名が入る
設定毎にフォルダが出来る

オートコレクトオプション
指定された文字を入力してSpaceキーを押すと、自動
変換することができます。
[メニュー]-[ツール]-[オートコレクトオプション]

設定情報
パスに存在するファイルは、プログラムファイルと同じもの
Program FilesLibreOffice 4shareautocorrja
　　　acor_ja-JP.dat
AppDataRoamingLibreOffie4userautocorr
　　　acor_ja-JP.dat
アーカイブ形式で、Documentlist.xmlに置換リスト、
SentenceExceptList.xmlに例外設定が記述される

オートフォーマット機能
LibreOffice Writer の表でも、Impressの表と同じよう
に、表のデザインを変える機能がある。
[メニュー]-[表]-[オートフォーマット]
Impressとの違いは、フォーマットを登録したり、削除することが可能です。

登録方法
登録する表をドラッグして
[メニュー]-[表]-[オートフォーマット]

設定情報
設定ファイル
AppDataRoamingLibreOffie4userconf
igautotbl.fmt
中身はバイナリ形式

カラーパレット機能
LibreOfficeでは、さまざまな色テーブルを持って
おり、容易に追加、削除が可能となっています。
ここでは、自分で作成したカラーパレットを共有
したり、外部で編集方法について解説します。

登録方法1
「ツール」-「オプション」-「色」
ファイルの変更が
出来ない

登録方法2
Impress、Drawの「書式」-「領域」-「色」
ファイルの読み込み
書き込みが可能

設定情報1
パレット関連のパスは、
Program FilesLibreOffice 4presetsconfig
AppDataRoamingLibreOffie4userconfig
xxx.sox ←拡張子が複数

設定情報2
拡張子要素備考
.sob standard.sob ビットマップ
zip アーカイブになってる。
.soc office:color-table 色
cmyk.soc
gallery.soc
html.soc
libreoffice.soc
palette.soc
scribus.soc
standard.soc
tango.soc
web.soc
.sod office:dash-table 点線
standard.sod
styles.sod
.soe office:marker-table 線の終点
arrowhd.soe
standard.soe
.sog ooo:gradient-table グラデーション
classic.sog
modern.sog
standard.sog
.soh office:hatch-table ハッチング
hatching.soh
standard.soh
出展：http://oooug.jp/faq/index.php?faq%2F4%2F1420

アイコンスタイル
デフォルトでは、タンゴアイコンセットが適用されているが、全６種類が提供
されている。
今回新たに加わったフラットアイコン（Sifr）に変更
[ツール]-[オプション]-[LibreOffice]-[表示]
アイコンのサイズとスタイル
本来は、gnome-look.orgで作成されていたFaenza及び、Kalahariアイコンが
ベースとなっている。
Faenza and Kalahari for LibreOffice で検索
設定されるファイルは、
Program FilesLibreOffice 4shareconfigimages_sifr.zip
中身は、16x16 pixelsで作成された、pngファイル

６種類
Sifr
タンゴ
Galaxy
ハイコント
ラスト
クリスタル
オキシジェン

1.タンゴ

2.Galaxy

3.ハイコントラスト

4.クリスタル

5.オキシジェン

6.Sifr

メニューカスタマイズ
[ツール]-[カスタマイズ]
メニューバー、ツールバーのカスタマイズ

設定情報1
個人の環境を変える
ファイルの環境を変える
AppDataRoamingLibreOffice4userconfig
soffice.cfgmodules
swriter
salc
simpress
sdrawなど

設定情報2
各ツールフォルダの下に
images
menubar
statusbar
toolbar
この中に追加した情報が登録される！

背景色変更
ドキュメントの外側や境界線などの色が変更できます。
[ツール]-[オプション]-[LibreOffice]-[配色の調整]
アプリケーションの背景
ドキュメントの背景
アンカーの色

Personasテーマ
Firefoxで用いられているテーマ(Personas)が
利用できる。
設定方法
[ツール]-[オプション]-[LibreOffice]-[個人設定]
独自のテーマ(Own Theme)でＵＲＬをペーストする

設定情報1
コンフィグレーション
[ツール]-[オプション]-[LibreOffice]-[詳細]-[上級者向き設定]
登録がうまくいかない場合
/org.openoffice.Office.Common/Misc/Persona が own の時、
/org.openoffice.Office.Common/Misc/PersonaSettings の値が使用される。
PersonaSettings の値は、
"ヘッダ画像ファイル名;フッタ画像ファイル名;文字色;文字の影色"を記述。
画像は USER_PROFILE/gallery/personas 以下に保存。

設定情報2
もうひとつのコンフィグレーション
AppDataRoamingLibreOffice4userregistrymodifications.xcu
<item oor:path="/org.openoffice.Office.Common/Misc">
<prop oor:name="Persona" oor:op="fuse"><value>own</value>
</prop></item>
<item oor:path="/org.openoffice.Office.Common/Misc">
<prop oor:name="PersonaSettings" oor:op="fuse"><value></value>
</prop></item>

python利用
● LibreOfficeにバンドルされているpythonは、dllが見当た
りませんとなって単独では、利用できませんが環境変数に
追加することで利用することが出来るようになります。
●Win7でコンパネから「システム」「システムの詳細設
定」「環境変数」「システム環境変数」path変数を選択
して、編集ボタンを押します。
●行の最後に、dllのあるフォルダをフルパスで設定する。

python利用
● コマンドラインから、python.exeで起動できます。

起動画面変更
●オリジナルビルドなどを利用する際、他と区別するような
場合に、起動画面を変えたりすることができます。

設定情報
個別AP起動画面
Program FilesLibreOffice 4programintro.png
「LibreOfficeについて」画面（バージョン情報）
Program FilesLibreOffice 4programfrat_logo.svg
Program FilesLibreOffice 4programshellabout.svg

スタートセンタのサムネイル非表示

● <installation_path>/share/config/soffice.cfg/sfx/ui/s
tartcenter.ui
● 351行目付近 class="sfxlo-RecentDocsView"
●この作業は、必ずAdministrator権限にて実施すること
<object class="sfxlo-RecentDocsView" id="all_recent">
<property name="visible">True</property>
<property name="can_focus">True</property>
<property name="hexpand">True</property>
<property name="vexpand">True</property>
</object>
<object class="sfxlo-RecentDocsView" id="all_recent">
<property name="visible">False</property>
<property name="can_focus">False</property>
<property name="hexpand">False</property>
<property name="vexpand">False</property>
</object>

●さらに、左のメニューを削除する
● Mathの場合は、180行 class="GtkButton" id="math_all"
<object class="GtkButton" id="math_all">
<property name="label" translatable="yes">Math For_mula</property>
<property name="visible">False</property>
<property name="can_focus">True</property>
<property name="receives_default">True</property>
<property name="has_tooltip">True</property>
<property name="margin_left">6</property>
<property name="margin_right">6</property>
<property name="image">math_all_image</property>
<property name="relief">none</property>
<property name="use_underline">True</property>
<property name="xalign">0</property>
</object>

まとめ
カスタマイズ
設定用のファイルをコピーし配布することで、同じ設定や情報が共有できます。

まとめ
各OS毎のパス情報の見方
LibreOfficeを立ち上げた状態で、メニューから「ツール」-「オプション」-「パス」
でユーザの利用するパス情報を知ることができる。
システムの情報については、Writerの入力支援の機能で説明した、パスの設定を
みると分かる。

LibreOfficeの情報
LibreOfficeの日本語ページ
http://ja.libreoffice.org/
メーリングリスト
http://ja.libreoffice.org/get-help/mailing-lists/
フォーラム（Q＆A）
http://ask.libreoffice.org/
イベント情報
https://wiki.documentfoundation.org/JA/Events

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