1. オープンソースの
アクセシビリティ・チェックツー
ル
ACRIプロジェクト
持田 徹 (motchie@acri.jp)
2015年2月3日

2. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 2
自己紹介
 2002年から個人的に
「ACRIプロジェクト」として
Webアクセシビリティを研究
 勉強会、講演会など開催
 Web系雑誌への連載
『ウェブアプリケーションの
ためのユニバーサルデザイン
(一部執筆)』など

3. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 3
チェックツールと言えば
総務省開発「miChecker」
ソースコードが公開されている
(Eclipse ACTFプロジェクト)
公的機関のサイトのチェックで
は圧倒的な信頼性
手動でチェックが必要
複数ページのチェックができな
い
HTML5は対応されない?
仕組みが複雑(個人的な意見)http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/miChecker_download.html

4.  もう少し手軽なツールはないだろうか
 複数ページを簡単にチェックしたい

5. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 5
HTML CodeSniffer
http://squizlabs.github.io/
HTML_CodeSniffer/
JavaScriptで書かれた
チェックツール
WCAG 2.0 Level A～AAA
および Section 508
Bookmarkletとして
表示中のサイトのチェック
HTMLの断片をチェック

6. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 6
日本語化しました
http://htmlcs.acri.jp/
WCAGの全エラーメッセー
ジ
Bookmarklet動作時のUI
Webサイト(トップページ)

7. 実際に使ってみましょう

8. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 8
pa11y
http://pa11y.org/
node.jsとPhantomJSで
書かれたCUIチェックツール
HTML CodeSnifferを使用
Linux / Windowsで動作
JavaScriptのAPIも提供
スクリプトに組み込むことで
複数ページのチェックも容易
日本語化も可能

9. 実際に使ってみましょう

10. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 10
pa11y-webservice
https://github.com/nature/pa
11y-webservice
pa11yを使った複数ページの
チェックをtaskとして登録、
cronでチェックを実行、
結果を参照できるWebサービ
ス
node.js、MongoDBを使用
クライアントライブラリ:
pa11y-webservice-client-
node

11. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 11
pa11y-dashboard
https://github.com/nature/pa
11y-dashboard
pa11yを使った複数ページの
チェックをGUIで登録、
チェック結果を参照できる
Webインターフェース
チェック結果はJSONやCSVで
ダウンロードできる

12. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 12
機械チェックの宿命
pa11y can't catch all accessibility errors. It'll detect
many of them, but you should be manually testing
(ideally with users) as well.
pa11y-dashboard … allowing you to focus on
fixing issues rather than hunting them down.

13. アクセシビリティの祭典 ライトニングトーク 13
アクセシビリティって(個人の感想)
 HTMLの「フロントエンド」の人と、デザイナーさん
だけの
問題と思われがちになる気がしています。
HTML
CSS
JavaScript…
でもプログラマ・インフラエンジニアにもできること
が
あると思っていて、今後はその方面も盛り上がれば
いいなぁと思っております。