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ER/ICUの薬剤師
獨協医科大学越谷病院 薬剤部
佐野 邦明
始める前に
救命救急センター
‣ICU:10床
‣後方支援病棟:24床
‣医師(救急医療科):9名
‣整形外科、外科、内科より出向医、研修医
‣薬剤師:1名
患者統計
‣救急車直送:561件
‣その他:146件
‣内因性:354件 外因性:353件
‣心肺停止:158件
‣救急医療科入院:434件
2012年度
東邦大学大学院修了
病院薬剤師 13年
ICU/ER担当 3年
ERの話
ERでの活動
ICUの話
おまけの話
ERの話
ERでの活動
ICUの話
おまけの話
ERの在庫管理
佐野さん、ちょっと
コレやってくれる?
ERで色々します!
ERに薬剤師?
なにをするの?
なにができるの?
そもそもERって何?
ドラマ救命病棟24時 第1話 冒頭
現実のER
当院ERでの実際 VTR (CPA)
救急医療
=
時間外診療
救急医療
時間外診療
救急医療
予定外で突然
少ない情報
急病、外傷の患者
最小限の医療資源
救急医療
予定外で突然
少ない情報
急病、外傷の患者
最小限の医療資源
短時間に
最高の医療
全てのスタッフも
資源
資源全てのスタッフも
医師
薬剤師 看護師
放射線技師
臨床工学技士
緊急の処置と治療
診療の補助とケア
医療機器の操作
クスリの全て
事務処理
手帳確認
用法用量
配合変化
薬の相談
クスリの全て
AND
できることはなんでも!
患者の移動
タイムキーパー
経過記録
点滴の準備
搬入前の準備
できることはなんでも!
そんなことするの?
看護師の仕事でしょ
患者の移動
タイムキーパー
経過記録
点滴の準備
搬入前の準備
NO!
患者の移動
タイムキーパー
経過記録
点滴の準備
搬入前の準備
搬入前の
準備
点滴の準備
タイムキーパー
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
タイムキーパー
心リズムを
チェック
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
VF/VT
であれば
ショックを実施
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
VF/VT
であれば
ショックを実施
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
心停
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開
CP
を続行
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
薬の提案と調製
カリウム異常
アシドーシス
低血糖
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
薬の提案と調製
タイムキーパー
経過記録
ベッドの移動
CPR
点滴の準備
全てのスタッフが
Teamの1人
Teamの1人
だから
なんでもやるんです
助かって欲しいから
なんでもやるんです
救命医師
119
消防本部
救急隊
救急隊
救命医師
患者
状態
救命医師
Teamの招集
救命医師
事前情報の共有
心肺停止
意識障害
外傷
心肺停止
意識障害
原因の推定
原因の特定
迅速な対応と治療
心肺停止の原因
6H5T
6H5T
‣ Hypovolemia
‣ Hypoxia
‣ Hydrogen ion
‣ Hypo/hyperkalemia
‣ Hypoglycemia
‣ Hypothermia
循環血液量減少
低酸素症
アシドーシス
低/高カリウム血症
低血糖
低体温
6H5T
‣ Toxin
‣ Tamponade, cardiac
‣ Tension pneumothorax
‣ Thrombosis
‣ Trauma
毒物
心タンポナーデ
緊張性気胸
血栓症(心筋 塞、肺塞栓)
外傷
6H5T
あした血ガス心配
今日薬かりていたいです。
で、
6H5T
あし た
血 ガス(低酸素)
心 配
今日 薬
かり ていたい
ドーシス ンポナーデ
出
筋 塞 (肺) 塞
気 (胸) 物中毒
ウム異常 温
+低血糖、外傷
で、
です。
カーペンターの分類
A I UOE TIPS
意識障害の原因
AIU OE TIPS
カーペンターの分類
意識障害の原因
あいうえお
カーペンターの分類
A I U
O
E
T
I P
S
lcohol nsulin remia
lectrolyte,Encephalopathy,Endocrinopathy
verdose,Oxygen
rauma, Temperature
nfection sychogenic
troke, Seizure, Shock
カーペンターの分類
A I U
O
E
T
I P
S
アルコール 血糖異常 尿毒症
電解質異常,E脳症,E内分泌異常
薬物中毒,O低酸素血症/CO中毒
外傷, T低体温/高体温
感染症 精神疾患
脳卒中, Sてんかん, Sショック
初療では迅速に
迅速に状態把握
重症感の把握
迅速に状態把握
重症感の把握
重症感の把握
観る
聴く
触れる
観る
聴く
触れる
ショックの5P
ショックの5P
急性の末梢循環不全で現れる
5つの徴候
蒼白
Pallor
虚脱・無気力
Prostration
冷汗・発汗
Perspiration
脈拍触知不可
Pulselessness
呼吸困難
Pulmonary deficiency
観る
聴く
触れる
蒼白
虚脱・無気力
冷汗
脈拍触知不能
呼吸困難
ショックの5P
観る
聴く
触れる
話す
話す
お名前は?
ABCDEアプローチ
気道の開通
呼吸の状態
意識レベル
話すことでわかること
ABCDEアプローチ
気道の開通
呼吸の状態
ショックの5P
意識レベル
話す 観る 聴く触れる
ABCDEアプローチ
気道の開通
呼吸の状態
ショックの5P
意識レベル
脱衣と体温と体表面
話す 観る 聴く触れる
Airway
Breathing
Circulation
Dysfunction of CNS
Exposure
ABCDEアプローチ
ABCDEアプローチ
A:気道
B:呼吸
C:循環
D:中枢神経障害
E:体温と体表面
ABCDEアプローチ
ABCDEアプローチ
迅速に状態を評価
ERの話
ERでの活動
ICUの話
おまけの話
意識障害
56歳 女性
朝8時に夫が声をかけても返事なく
目を覚まさないため救急要請
昨夜の23時頃は変わった様子なし
枕元に見慣れない薬瓶あり
意識障害
A:気道開通 舌根沈下傾向 発語なし
B:SpO2:100% マスク10L 呼吸音減弱
C:HR:119 BP:108/70 末梢冷感なし
D:GCS:E1V1M1
E:体温:35.3℃ 右頸部に切創痕あり
当院搬入時
意識障害
56歳 女性
バイタル安定
(呼吸以外)
枕元に薬瓶
頸部に切創痕
意識障害
O薬物中毒
A I U
E
T
I P
S
アルコール 血糖異常 尿毒症
電解質異常,E脳症,E内分泌異常
,O低酸素血症/CO中毒
外傷, T低体温/高体温
感染症 精神疾患
脳卒中, Sてんかん, Sショック
意識障害
O薬物中毒
A I U
E
T
I P
S
アルコール 血糖異常 尿毒症
電解質異常,E脳症,E内分泌異常
,O低酸素血症/CO中毒
外傷, T低体温/高体温
感染症 精神疾患
脳卒中, Sてんかん, Sショック
意識障害
意識障害
O薬物中毒
鑑別
ベゲタミンA
サイレース
ガスモチン
ナウゼリン
→尿検査BAR+
PB中毒疑い
血中濃度測定依頼
予測される副作用情報
活性炭の投与
ICU入室後
PB血中濃度:12.3μg/mL
副作用なし
4日目:意識改善
5日目:退院
発作的に服用
こころの診療科へ通院中
カロナールによる
アナフィラキシー
カロナールによる
アナフィラキシー
56歳 男性
昨日、かかりつけ医の帰りに意識消失
緊急搬送されるも、改善し自宅へ帰宅
20時にカロナールを服用し悪心出現
本日、8時に呼吸困難感出現し他院へ緊
急搬送。アナフィラキシーとの診断で当
院へ転院搬送
カロナールによる
アナフィラキシー
A:気道開通 発語あり
B:RR:36 SpO2:97%(マスク5L)
吸気時狭窄音、努力様呼吸
C:HR:115 BP:208/114
D:GCS:E4V5M6
E:BT:38℃ 眼球結膜充血、
四肢・体幹に発赤著明
当院搬入時
ER入室
ER退室
✗
エピネフリン筋注
→効果なし
✗
挿管準備!
鎮静剤は?
気管挿管
実施
✗ ✗
皮膚発赤
著明
✗ ✗ ✗ ✗
✗
中心静脈ライン挿入
胃チューブ挿入
動脈ライン挿入
胸部レントゲン
全身CT
✗
重症肺炎
ER入室
✗
エピネフリン筋注
→効果なし
✗
挿管準備!
鎮静剤は?
喘鳴の軽減なし
室
筋注
なし
✗
挿管準備!
鎮静剤は?
気管挿管
実施
✗
皮
✗ ✗胃チ
既往にアトピーあり
→ 卵アレルギーも想定
ディプリバンでなく
ミダゾラムを提案
気管挿管
実施
✗ ✗
皮膚発赤
著明
✗ ✗中心静脈ライン挿
胃チューブ挿入
ガスター/クロルトリメトン提案
→ 調製しルート準備
注
し
✗
挿管準備!
鎮静剤は?
気管挿管
実施
✗ ✗
皮膚発赤
著明
✗ ✗ ✗ ✗
✗
中心静脈ライン挿入
胃チューブ挿入
動脈ライン挿入
胸部レントゲン
全身CT
✗
皮膚所見の変化なし
挿管時に咽頭浮腫なし
ガスター/クロルトリメトン 効果?
カロナールが原因なのか?
ER入室
✗
エピネフリン筋注
→効果なし
✗
挿管準備!
鎮静剤は?
気管挿管
実施
✗ ✗
皮膚発赤
著明
✗ ✗ ✗ ✗
✗
中心静
胃チューブ挿
動脈ライン挿入
胸部レントゲン
全身CT
✗
カロナール服用歴あり
体調不良の訴えあり
副作用歴:なし
薬剤アレルギー:なし
食物アレルギー:卵、サバ
調剤薬局へ確認
ER
✗ ✗ ✗ ✗
✗
中心静脈ライン
胃チューブ挿入
動脈ライン挿入
胸部レントゲン
全身CT
✗
重症肺炎
咽頭、喉頭浮腫:なし
CTにて浸潤影:あり
Na:119 K:3.4
BUN:9 Scr:0.6
AST:57 ALT:63 LDH:333
WBC:11.5 CRP:7.69
ER
✗ ✗ ✗ ✗
✗
中心静脈ライン
胃チューブ挿入
動脈ライン挿入
胸部レントゲン
全身CT
✗
重症肺炎
市中肺炎:セフトリアキソン
Na↓LDH↑:レジオネラ?
アジスロマイシンの併用
尿中抗原の依頼
Na:119 K:3.4
BUN:9 Scr:0.6
AST:57 ALT:63 LDH:333
WBC:11.5 CRP:7.69
ER入室
ER退室
✗
エピネフリン筋注
→効果なし
✗
挿管準備!
鎮静剤は?
気管挿管
実施
✗ ✗
皮膚発赤
著明
✗ ✗ ✗ ✗
✗
中心静脈ライン挿入
胃チューブ挿入
動脈ライン挿入
胸部レントゲン
全身CT
✗
重症肺炎
✔喀痰肺炎球菌抗原、尿中レジオネラ抗原:陰性
✔喀痰培養:優位所見なし(不良検体)
✔ICU入室後
3日目:酸素化改善
4日目:人工呼吸器離脱
5日目:食事開始
6日目:転院
重症市中肺炎
自宅での急変
家族 or 救急隊が持参
自宅以外での急変
家族が後日持参
身寄りなし=不明
できるだけ早く
かかりつけ医療機関
貴重な情報源
ERの話
ERでの活動
ICUの話
おまけの話
ワタシの一日
カンファレンス
カンファレンス
研修医
指導医
回診
検査値 & 細菌培養
バイタル
バイタル
検温板
夕回診
ICUの患者
超急性期
意思の疎通を欠く
人工呼吸器管理
カンファ
看護師
バイタルサイン
各種検査
情報源
患者状態は
項目別に収集
呼吸
循環
意識
感染
栄養
呼吸
循環
意識
感染
栄養
呼吸
胸部レントゲン
人工呼吸器の設定
血液ガス分析
医師とのコミュニケーション
血ガスと併せて
呼吸
循環
意識
感染
栄養
循環
バイタルモニター
尿
循環作動薬
血圧、心拍数
脈圧
呼吸数、SpO2
•A:アドレナリン
•NA:ノルアドレナリン
•DOA:ドパミン
•DOB:ドブタミン
•A:心肺蘇生時
•NA:敗血症性ショック
•DOA:ショック
•DOB:心機能低下時
薬品名 調製⽅方法 濃度度 作⽤用* 投与範囲
DA作⽤用 2mL/h 2γ
β>α作⽤用 5mL/h 5γ
α>β作⽤用 10mL/h 10γ
0.3%ドブポン そのまま 3mg/mL β>>α作⽤用 5mL/h 5γ
2-‐‑‒20γ
(2-20mL/h)
ノルアドレナリン
1A:1mg/1mL
3A/50mL 0.06mg/mL α>>β作⽤用 2mL/h 0.04γ
0.02-‐‑‒0.3γ
(1-15mL/h)
ボスミン
1A:1mg/1mL
3A/50mL 0.06mg/mL α、β作⽤用 2mL/h 0.04γ
0.02-‐‑‒0.3γ
(1-15mL/h)
ピトレシン
1A:20単位/1mL
1A/20mL 1単位/mL V1、V2 1mL/h
0.02
U/kg/hr
Warm shock
の時のみ使⽤用
ミルリノン
1A:10mg/10mL
1A/50mL 2mg/mL
PDEⅢ阻害
⼼心拍出量量↑
1.5mL/h 0.1γ
0.1-‐‑‒0.5γ
(1.5-7.5mL/h)
*ピトレシンはNAが不不応なWarm  shock時のみ使⽤用する。
⾎血管拡張薬等
カテコラミン類等
体重50kgでの
初期投与速度度
*DA作⽤用:腎動脈の拡張、α作⽤用:⾎血管収縮  β作⽤用:⼼心収縮・拍出量量↑、⾎血管拡張
*DOAの1-‐‑‒3γのいわゆるRenal  Doseは腎機能改善、腎保護にはつながらない
0.3%イノバン
ドパミン注キット600
そのまま 3mg/mL
1-‐‑‒20γ
(1-20mL/h)
呼吸
循環
意識
感染
栄養
意識
意識レベル
鎮静剤と鎮痛剤
抗てんかん薬
✔ JCS
わかりやすく簡便
✔ GCS
世界標準 E/V/M評価
JCS 0
E4V5M6
=
JCS Ⅲ-300
E1V1M1
=
© Kumamoto Pref.
鎮静剤と鎮痛剤
鎮静
効果
鎮痛
効果
健忘
効果
鎮静剤
鎮痛剤
鎮静剤
•ミダゾラム
•プロポフォール
•デクスメデトミジン
鎮痛剤
モルヒネ
フェンタニル
鎮痛剤
抗てんかん薬
TDM
相互作用
副作用
バルプロ酸 フェノバルビタール カルバマゼピン フェニトイン ゾニサミド レベチラスタム ガバペンチン トピラマート ラモトリギン クロナゼパム クロバザム
薬剤の併⽤用
デパケン
セレニカ
フェノバール テグレトール
フェニトイン
アレビアチン
エクセグラン イーケプラ ガバペン トピナ ラミクタール ランドセン マイスタン
VPA PB CBZ PHT ZNS LEV GBP TPM LTG CZP CLB
VPA *1 *2 LTG減量量
PB *3
CBZ
PHT
ZNS *1
LEV
GBP
TPM
LTG
CZP
CLB
カルバペネム系 ブイフェンド・アドシルカ ブイフェンド アドシルカ
ワソラン・マクロライド系 ザイロリック・バクタ
ヘルベッサー・オメプラール アンカロン・アゾール系
↑↑ 著増 ↑ 増加 → 不不変 ↓ 減少 ↓↓ 著減 酵素誘導で減少
増加  or  不不変 減少  or  不不変
VPA PB CBZ PHT ZNS LEV GBP TPM LTG CZP CLB
デパケン フェノバール テグレトール フェニトイン エクセグラン イーケプラ ガバペン トピナ ラミクタール ランドセン マイスタン
剤型 散・錠・液 散・錠・液・注 散・錠 散・錠・注 散・錠 錠 錠 錠 錠 散・錠 散・錠
全般てんかん 1st 強直間代 症候性 ミオクロニー(併⽤用) 強直間代(併⽤用) 強直間代(併⽤用) ミオクロニー・症候性 他剤と併⽤用
部分てんかん 症候性 1st 2nd 2nd 他剤と併⽤用 他剤と併⽤用 他剤と併⽤用 他剤と併⽤用
初期投与量量
800-1200mg
2x-3x
ノーベルバールで
負荷投与可能
200-400mg
2x
ホストインで
負荷投与可能
200mg 2x 1000mg 2x
Day1
600mg 3x
50mg
x1-x2
添付⽂文書参照 1mg 2x 10mg 2x
30-200mg 1x-2x 2週間以上開けて 1週間毎に漸増 VPAの有無で 効果出るまで漸増
1-2mg/kg 1x-2x 漸増する 200-400mg 2x ⽤用量量変化あり 2-6mg 2x
増量量幅 200mg 30mg 100-200mg 25-50mg 100mg 500-1000mg 200-400mg 50mg 25-100mg 0.5-1mg 5-10mg
最⼤大投与量量 2000mg 2x-3x 1200mg 2x 600mg 2x-3x 3000mg 2x 2400mg 3x 600mg 2x 投与時注意 40mg 2x
代謝経路路 肝 肝 肝 肝 腎 腎 腎 肝/腎 肝/腎 肝 肝
CLcr:50-80 CLcr:30-59
*2:⼀一過性に減少するが不不変 *3:やや増減するが、実質は不不変
薬剤情報
維持投与量量
投与量量の投与量量の
*1:CBZの活性代謝物は増加
⾎血中濃度度の影響を受ける抗てんかん薬
200-300mg
3x
Day2以降降
1200mg 3x
10-30mg
2x
200-400mg
2x
同上同上
アスピリン Al含制酸剤
←抗てんかん薬の⾎血中濃度度を顕著に低下させるため併⽤用禁忌
投与量量の
主な抗てんかん薬⼀一覧
他の薬剤
⾎血中濃度度減少
⾎血中濃度度増加
投与量量の 投与量量の
呼吸
循環
意識
感染
栄養
感染
患者
抗生剤 細菌
挿管チューブ
経鼻胃管
CVルート
Aライン
透析 尿道カテーテル
熱傷
褥瘡
術後
JANIS 2010年
人工呼吸器
関連肺炎
カテーテル関連
血流感染
尿路感染
抗生剤の選択
感染臓器
重症度 起因菌
感染臓器
重症度 起因菌
医師とのDiscussion
抗生剤の選択
この抗生剤を、
この用法用量で、
この期間を!
培養結果
抗生剤の効果
de-escalation
呼吸
循環
意識
感染
栄養
栄養
種類
熱量
血糖値
経管栄養
病態に応じた食品
食事開始
•看護師、栄養士とも相談
•患者の嗜好も取り入れる
配合変化
三活、ルート内も
確認!
皮膚の変化
清拭の時を狙って!
排泄物
全身を観察し提案
情報提供と問合せ
薬剤師→医師 医師→薬剤師
年間:約500件
ERの話
ERでの活動
ICUの話
おまけの話
日々の医薬情報
日々の医薬情報
No Good
アンテナを!
PMDA
FDA
m3.com
MT-Pro
医薬品メーカー
医療系ブログ
Mail Service
Feed
Facebook
Easy and convenient!
整理整頓
素早く的確に!
まとめ
Teamの1人
全身状態の観察
ショックの5P
日々の情報収集
患者の変化
薬?
ご清聴
ありがとうございました

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