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サルコペニアと栄養
潤和会記念病院 リハビリテーション療法部
JSPEN認定 栄養サポートチーム専門療法士
3学会合同 呼吸療法認定士
介護支援専門員
PT MSC 中村圭太
発表に関連し、開示すべきCOI関係にあたる企業等はありません
宮崎県理学療法士会
宮崎市郡南部ブロック研修会
COI開示
発表者名:中村 圭太
自己紹介
出身:宮崎市
年齢: 38歳
 2007年 谷山緑地病院に勤務(鹿児島市)
臨床の傍ら筋肉やバイオメカニクスの研究
 2011年 潤和会記念病院に勤務
回復期リハビリテーション病棟へ配属
 2015年 栄養サポートチーム(NST)専門療法士を取得
 潤和会記念病院 栄養サポートチーム委員として活動
今日の内容
 サルコペニアの原因と影響
 低栄養とサルコペニアの評価法
 リハビリテーションの実践
 理学療法士として
サルコペニア
 筋肉(Sarco) + 減少・喪失(Penia) = 筋肉の減少・喪失
 2016年に国際疾病分類に病名として認定
 狭義では加齢に伴う筋肉量の減少である
 広義では「原発性サルコペニア(加齢)」と、加齢以外の「二次性サルコ
ペニア」に分けられる
 フレイル(虚弱)の因子のひとつ
サルコペニアの種類
 原発性サルコペニア
・加齢性筋萎縮(加齢) ・・・ 合成低下・酸化ストレス・炎症系 TypeⅡ繊維
 二次性サルコペニア
・廃用性筋萎縮(低活動)・・・ ユビキチン・プロテアソーム系 TypeⅠ繊維
・飢餓性筋萎縮(低栄養)・・・ オートファジー系 TypeⅠ・Ⅱ繊維
・疾患性筋萎縮(疾患)
神経原性 ・・・中枢・末梢神経障害・神経難病 TypeⅡ
筋原性 ・・・ 筋原性疾患・難病 TypeⅠ・Ⅱ繊維
悪液質性(カヘキシア) 癌・自己免疫性疾患・膠原病・ホルモン異常・糖尿病 等
病院にサルコペニアは多い
加齢
⇒高齢者
低活動
⇒安静
低栄養
⇒絶食
疾患
リハビリ処方
長期臥床で弱ってるから、
筋力トレーニングよろしく
マイルドなリハばっかりしてるんじゃない?
ちゃんとガンガンやってくれ!
なかなか良くなりません…
リハビリはエネルギーを消費する
消費カロリー(kcal)= 運動負荷(メッツ) × 運動時間(h)×体重×1.05
Photo AC
エネルギーを作るには燃料が必要
 通常のエネルギー代謝
TCA回
路
糖質 脂質 たんぱく質
ミトコンドリア エネルギー
サルコペニアの場合
 低栄養時や侵襲時のエネルギー代謝
TCA回
路
糖質 脂質 たんぱく質
低栄養による
燃料の枯渇
エネルギー
手術や疾患による
消費エネルギー
の増大
たんぱく質を削る
square.umin.ac.jp/molbiol/senmon.html
サルコペニア時に消費エネルギーが上
回ると・・
筋力を強化するつもりが
筋肉は余計に減少
生命力も落ちる
身を削り、痩せていく
入院患者の実態は?
 病院は安全安心な場所なのか?
 1974年、世界で初めてButterworth医師により病院内で低栄養が放置され
ている現状が報告された
Butterworth CE Jr. Nutrition.1974
現在は?
 2015年、いまだ25~60%の入院患者に栄養障害を認めている。
入院患者の低栄養に関する近年の報告
 入院患者全体の約4割に低栄養を認めた
(若林秀隆ら 2001)
 急性期病棟へ入院した患者の14.7%に筋肉量減少を認めた
(Marton AMら 2017)
 回復期リハビリテーション病棟に入院した患者の約8割に低栄養状態を認
めた
(吉田禎夫ら 2013)
入院患者の低栄養に関する近年の報告
回復期リハビリテーション病棟協会.調査報告書.2016
低栄養状態がもたらすアウトカム
 血清アルブミン濃度が低下しているほど、握力や6分間歩行距離、FIMが
低下する
(高橋豊ら.低栄養時における運動療法の進め方.2011)
 リハビリを行う低栄養患者は、機能回復が不良でQOLが低く、再入院率
と死亡率が高い
(Marshall S.J Hum Nutr Diet.2014)
 リハビリを行う低栄養患者は、FIMの改善率が悪く、在宅復帰率も悪い
(西岡心大ら.日本静脈経腸栄養学会誌.2015)
低栄養患者のFIMと転帰先
西岡心大ら.日本静脈経腸栄養学会誌.2015
つまり
 低栄養状態でサルコペニアを来たした患者は、FIM改善率が悪化し自宅退
院が困難となるというアウトカムをもたらす。
低栄養
筋量
低下
低活動
食欲低下
摂取量低
下
FIM改善率の低下 在宅復帰率の低下
平成30年度診療報酬改定
(回復期リハビリ病棟入院料)
実績指数
在宅復帰率
も入院料の要件
サルコペニア病棟では・・
 低栄養・サルコペニアの患者は、FIMの改善率は悪化し自宅退院も困難と
なる
 入院料格下げやリハ単位制限により、病院の収益も大幅ダウン。
低栄養
筋量
低下
低活動
食欲低下
摂取量低
下
FIM改善率の低下 在宅復帰率の低下
サルコペニアのアウトカムは悪い
 地域包括ケア病棟の入院高齢者では低栄養患者ほど自宅退院やADL自立度
が悪い
(Maeda Kら.Clinical Intervention in Aging.2019)
 介護保険施設では、低栄養の入所者ほど在宅復帰が困難
(Nishida Yら.Journal of General and Family Medicine.2018)
 地域高齢者の14~15%にサルコペニアを認めた
(谷本芳美ら.日本公衛誌.2013)
在宅でもサルコペニアは多い
在宅でのサルコペニア
国立長寿医療研究センター 在宅療養患者の摂取状況・栄養状態の把握に関する調査研究報告書 2012
※訪問系サービス利用中の在宅
高齢者の約3割が低栄養、約7
割が低栄養傾向にあった
(国立長寿医療研究センター 2012)
※地域在住高齢者のサルコペニ
アの有病率は26.6%であった
(W.XuTら.The journal of nutrition 2020)
サルコペニアからフレイルサイクルへ
日本人の食事摂取基準 2015
フレイルを防ぐ
地域高齢者の約10%程度が
フレイルと報告
厚生労働省,高齢者の特性を踏まえた保
険事業ガイドライン
今日の内容
 サルコペニアの原因と影響
 低栄養とサルコペニアの評価法
 リハビリテーションの実践
 理学療法士として
サルコペニアの評価
 サルコペニアの有無
 サルコペニアの原因を探る
簡易評価
運動機能
★運動能力:歩行速度
★筋力:握力
★BMI骨格筋量・体重
★筋肉量:下腿周径
Asian working group for
sarcopenia:AWGS
サルコペニアの診断基準
サルコペニアの診断基準(AWGS 2019)
SARC-F
 SARC-F(サルク-エフ)
4点≧でサルコペニアの可能性あり
ヨーロッパでは推奨されているが、
サルコペニアを感知する能力は低いことが難点
(感度は高いが特異度が低い)
週間医学会新聞 第3235号 2017.
Strength
Assistance
in walking
Rise from a
chair
Climb stairs
Falls
簡易スクリーニング法
Tanaka T,et al.Geriatr Gerontol Int 2018.
サルコペニアの原因
加齢
⇒高齢者
低活動
⇒安静
低栄養
⇒絶食
疾患
低栄養の評価
 評価表を使用
 エネルギーバランス・体重を計測する
 血液データを参照
低栄養の診断基準
GLIM基準
 低栄養診断基準の統一化
基準はバラバラであったが、2018年
に欧州、米国、アジア、南米4学会が
参画して世界初の国際基準を作成。
低栄養スクリーニング評価結果と、
表現型①~③のうち1つと、
原因①~②のうちの1つ
でも該当すれば、低栄養と判定する。
評価表(スクリーニングツール)
https://www.nutri.co.jp
MNA-SF GNRI
MUST
エネルギーバランス:
総エネルギー摂取量
 エネルギー摂取量(kcal) : 提供食事量(kcal/日) × 摂取割合(%)
※必要エネルギー量:体重(kg) × 25~30kcal/日で計算されることが多い。
※在宅では、容器(cc / g)あたり1kcalを乗じて計算する方法もある。
 水分量・インアウトバランス : 体重(kg) × 25~35cc /日
 食事制限がある場合は確認が必要
エネルギーバランス:
基礎エネルギー消費量
 Harris-Benedict式 ・・・ 欧米人向け。高齢者向け。
男性:66.6+(13.7×体重)+(5.0×身長)-(6.8×年齢)
女性:655.1+(9.56×体重)+(1.85×身長)-(4.7×年齢)
 国立健康・栄養研究所の式 ・・・ 日本人向け
{0.1238+(0.0481)+(0.0234×身長cm)-(0.0138×年齢)-性別}×1000/4/186
 日本人の食事摂取基準 ・・・ 年齢別基準値(kcal) × 体重(kg)
https://www.nutri.co.jp
エネルギーバランス:
総エネルギー消費量
 基礎エネルギ―消費量 × 活動係数 × ストレス係数
http://www.peg.or.jp/care/nst/sanshutu.html
エネルギーバランスを評価する
 総エネルギー摂取量 - 総エネルギー消費量
 エネルギーバランスが正であれば体重増加
 エネルギーバランスが負であれば体重減少
体重はエネルギーバランスの結果
体重で簡易スクリーニングが行える
体重測定
 体重を測定すると分かること
・BMI(体格) ・・・ 体重 ÷ 身長2
18.5未満は痩せ型
・体重減少率 ・・・(健常時体重-現体重) ÷ 健常時体重 × 100
1ヶ月で5%減少すれば中等度以上の栄養障害
・標準体重比 ・・・ 現体重 ÷ 標準体重 × 100
85%以下は中等度、74%以下は重度栄養障害
※ 標準体重は、身長(m)2 × 22
血液データの確認
 血清アルブミンなどの値は低下していないか
※炎症・溢水・疾患等で低下し、脱水で上昇する
※血中半減期が長いため、リアルタイム評価ではない
 ヘモグロビン
※出血や貧血でも低下を示す
 リンパ球
※感染症の影響も受ける(最近はあまり関連がないという報告も・・)
 コレステロール
※他疾患やストレスの影響も受ける
 尿素窒素
※腎疾患・中枢性疾患の影響も受ける
病態との関連を知る
慢性心不全
 摂食・嚥下障害の要因
①薬剤の副作用(倦怠感・食思低下・口渇)
②塩分・水分制限(味の損ない、口渇)
③炎症や安静によるサルコペニアの影響
④易疲労性による食事動作困難
⑤心不全に伴う臓器障害
(肝機能低下による異化、消化管浮腫・吸収能低下)
⑥心拡大による影響
(左心房拡大による食道圧迫と通過障害)
 適切な栄養管理はまだ具体的に示されていない
若林ら サルコペニアの摂食・嚥下障害より
http://www.pha.u-toyama.ac.jp/toms/column06/index.html
病態との関連を知る
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
 全身性の炎症や呼吸数の増加などにより、REEは健常人と比較し有
意に増大している。
 アルブミンの低下は認めず、急性相たんぱくの低下を示すマラスム
ス型の栄養障害を呈しやすい。
 肺過膨張による腹部内臓の圧迫や呼吸困難感、炎症により食欲の低
下を示す。
 やや多めのエネルギー設定や、呼吸商の小さい食物の選択、分食を
推奨。
JSPEN 静脈経腸栄養ハンドブックより
病態との関連を知る
褥瘡
 侵襲および浸出液からのたんぱく質喪失など、異化亢進状態。
 高エネルギー・高たんぱく食が基本。
 たんぱく質合成に関わる微量元素(亜鉛や鉄)、コラーゲン生成に必要な
ビタミンCの摂取が重要。
 褥瘡ケアがかなり大事。
http://www.maruho.co.jp/kanja/jokusoujiten_ff/jokuso/page3.html
病態との関連を知る
肝硬変
 肝グリコーゲン枯渇によるエネルギー不足と、
たんぱく代謝能異常による異化亢進状態。
 「代償期」は肝負荷に考慮しながら高エネル
ギー・たんぱく食が推奨される。
 「非代償期」は、たんぱく不耐状態に対して
たんぱく質制限、血管内圧上昇による漏出予
防のための塩分制限が行われる。
 就寝時夜食(LES)も推奨される。
http://pixta.jp/illustration/4320989
病態との関連を知る
糖尿病(DM)
 血糖および体重コントロールが必要。
 標準体重1kgあたり25~30kcalを目標
(活動度に応じて)。
 グリセミックインデックス(GI)の低い食品を推奨。
 食物繊維には胃や小腸での吸収遅延があるため、食後
の糖やコレステロールの低下作用がある。
 ケトアシドーシス(主に1型)、高浸透圧性高血糖
(主に2型)や低血糖に留意。
JSPEN 静脈経腸栄養ハンドブックより
グリセミックイ
ンデックス(GI)
 GI値が低いほど血糖値が上がり
にくい
https://www.my-manekineko.net/
病態との関連を知る
慢性腎不全(CKD)
 酸化ストレスや慢性炎症による異化亢進状態。
 体内への過度な貯留を防ぐため、NPC/N比にも
とづいたたんぱく質の制限、水分や塩分、カリ
ウム制限が行われる。
 低栄養によるたんぱく量の減少を防ぐため、27
~29kcal/dayの十分なエネルギー量を確保す
る。
JSPEN 静脈経腸栄養ハンドブックより
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/calc_egfr.html
病態との関連を知る
精神疾患
 拒食症…意図的な体重減少。
 過食症…持続的な摂食への没頭と食物への渇望。
 うつ …意欲・興味・精神活動の低下。
 向精神薬の影響
・抗うつ薬 ・・・吐き気・便秘・下痢
・抗精神病薬・・・便秘・錐体外路症状・嚥下障害・口渇
・抗パーキンソン病薬・・・便秘・口渇
・抗認知症薬・・・吐き気・下痢
肥満
サルコペニア肥満
 サルコペニアと肥満の合併
 2018年より欧州の臨床栄養代謝学会と肥満学会が合同
して、診断基準や定義などのコンセンサスを作成中
 筋肉量減少+機能障害+肥満が合わさった状態
 単なる筋肉量減少+肥満では、ミオペニア肥満という
 肥満状態であるが低栄養状態を合併しており、肥満だか
ら痩せればよい、たくさん運動すればよいという単純で
はない
 体格の割に筋肉量が少なく、リハビリの効果が出にくい
患者も多い
https://www.nagasaki-clinic.com/
減量+機能向上+栄養状態改善
 減量は、まずは現体重の5%の減量を長期目標とする事が多い。
 脂肪1kgあたり7000kcalといわれているため、減らしたい分だけ1日のエネルギーバラ
ンスをマイナスにする。
(1ヶ月で1kg減なら‐7000kcal÷30日=‐233kcal/日)
 どの程度の期間で達成するかにより、1日あたりの食事カロリーを決定する。
 標準体重あたりの1日摂取カロリーの70%程度に設定する場合もある。
 カロリー制限に伴う低栄養予防のため、標準体重の120%を超える肥満の場合は食事カ
ロリーは調節体重を用いた計算を行う。また、1000kcal/日を切らないよう計画する。
調節体重(kg):標準体重 +(現体重-標準体重)×0.25
減量+機能向上+栄養状態改善
 たんぱく質の比率を多くした食事(合併症に注意して)。
 NPC/N比(非たんぱく質カロリー/窒素比)というものがあり、たんぱく
質以外のエネルギーが少な過ぎると、たんぱく質の合成能力が低下および
タンパク質が利用されてしまうため、炭水化物を抜き過ぎるのはよくない。
脂質にも必須脂肪酸というものがあるため抜いてはいけない。
 偏食によるビタミン類(特にB群)やミネラル類の不足も、吸収障害や二
次障害、絶命に直結するため防ぐ。
今日の内容
 サルコペニアの原因と影響
 低栄養とサルコペニアの評価法
 リハビリテーションの実践
 理学療法士として
サルコペニアの治療
加齢
筋トレ
BCAA
活動
早期離床
筋トレ
活動量アップ
早期経口摂取
栄養
適切な
栄養管理
疾患
⇒包括的治療
活動を促すためには
 人間は加齢にともない1年に1%の筋肉量が減少すると言われている
無重力
wikipedia Martone AM.J Cachexia Sarcopenia Muscle.2017
宇宙飛行士は、1日あたり約1%の筋肉量が減少する
入院患者はベッド安静1日で下肢筋肉量は0.5%減少する
ベッド安静期間が長くなる者ほどサルコペニアが進行
活動を促すためには
早期離床 機能訓練
動作訓練
活動を促す環境設定
離床し寝・食・排泄・清潔の分離
&病棟訓練
病棟ADLへの汎化
病棟訓練の例:集団起立訓練
三好正堂.間違いだらけのリハビリテーション
病棟訓練の例:集団起立訓練
熊リハ病院HPよりhttp://www.marutakai.or.jp/kumareha
活動をサポートするための
適切な栄養管理
 絶食の回避による肺炎治療期間の短縮,早期経口摂取の開始により死亡率低下
(Maeda Kら.Clinical Nutr.2015)
★サルコペニアの評価
★栄養状態の評価
★摂食嚥下機能の評価
吉村芳弘ら.JNHA.2016
栄養を安定して摂取していくために
・オーラルフレイル
・摂食・嚥下機能低下
www.town.samukawa.kanagawa.jp
・その他
食思不良
精神疾患
疾患による直接的・二次的影響
疾患治療のための制限
薬の副作用による影響
など
大渕修一先生 講習会資料より引用
大渕修一先生 講習会資料より引用
摂食嚥下機能
食事摂取量の確保
https://manseiki.com/news/
摂食嚥下障害の原因
 摂取量が確保されない原因を探る
運動負荷量の調整
高橋豊ら 「低栄養状態時における運動療法の進め方」
在宅での活動アプローチは?
 運動量・活動量の増加のため移動経路の確保
 オムツからポータブルトイレへの移動
 お茶や食事など、食卓へ移動する機会を作る
 機能訓練、社会交流・活動への参加意欲向上のための通所サービスの利用
 食事時の覚醒を促すために介護者と協力して生活・休息リズムを整える
国立長寿医療センター 在宅療養患者の栄養状態改善方法に関する調査研究より 2012
食事内容の確認
 3食食事を食べているか
1日の体内・生活リズムが整い、必要な栄養素も安定して取りやすい
血糖値安定による血糖値スパイクが予防できる
定時間の食事で食欲が安定し肥満を防ぐ
エネルギー代謝が安定し肥満を防ぐ(朝を抜くと消費しづらくなる)
配分は朝3:昼4:夕3が理想とされる
栄養量の簡易チェック
 食事量と摂取量
体重1kg×30kcal(病態による)
総摂取量×摂取割合=摂取量
水量(cc/ml)や重さ(g)を目安にする
 食事内容
たんぱく質は最低0.57g/kg,通常1.0g~強
化目的は1.2g/kg、ビタミンC/D、中鎖脂
肪酸、必須脂肪酸、糖質の摂取も必要
糖質5:脂質3:たんぱく質2が理想
 水分量
日本人の食事摂取基準 2015
水分量
人の身体の55~60%は水分で構成されている。
人は水分だけで1ヶ月は生きる事ができると言わ
れるが、水を1滴も飲まないと2~3日で絶命す
ると言われている。
https://m-kobayashi-linkasite.jimdofree.com/
水分の出納(インアウトバランス)
Exercise Physiology 第4版, 1996
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite
食事
代謝水
飲水
尿、便
呼吸・汗
(不感蒸泄)
水分のイン
 欧米の研究の成果によると、生活活動レベルが低い集団で 1日2.3リットルから2.5 リットル
程度、生活活動レベルが高い集団で1日3.3リットルから3.5 リットル程度の必要と推定されて
いる
Sawka MN, Cheuvront SN, Carter R 3rd. Human water needs. Nutr Rev 2005
 しかし、実は日本人を対象とした水分摂取基準ははっきりしていない。
 年齢別の水分係数がよく用いられている。
25~54歳:35mL/kg/日
55~64歳:30mL/kg/日
65歳~ :25mL/kg/日
 食事から摂取する水分量(mL)は、食事カロリー(kcal) × 70~80% で計算
 栄養素分解時の代謝水(mL)は食事カロリー(kcal)×13/100 か 体重(kg)×5 で計算
水分のアウト
 排尿量(mL)は1mL/kg/時間で計算
 排便水分量(mL)は便量(g)×0.7~0.8で計算 ※便の性状によって0.6~0.9
 不感蒸泄は15mL/kg/日 ※発熱時は算出値に1度アップごとに1.15を乗じる
体重60kgの人:60kg×15=900mL
37度の場合:900mL×1.15=1035mL
38度の場合:1035mL×1.15=1190mL
 これらの合計値がアウト量になる
栄養状態の簡易チェック
 身長・体重の計測によるBMIの把握と体重の推移のチェック
 全身状態のチェック(外見、バイタル・客観的症状)
 食事・排泄状況のチェック(食事内容・量、水分量、排尿便状況)
 情報収集(自覚症状、家族からの情報、ヘルパー・ケアマネ等)
 主治医、看護師、担当ケアマネへ相談
在宅での栄養アプローチの効果は?
 専門職による栄養状態の詳細評価、摂食嚥下評価
 単一職種による単一的なアプローチや補助食品の摂取を促すだけでは何も
変化がなかった
 共通目標に向かった多職種によるそれぞれの視点でのアプローチ
 医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・リハスタッフ・介護士やヘルパーに
よる多職種協働、介護者の参加による包括的アプローチが行われた方が、
食欲やBMI、運動量や食事摂取量、口腔ケアの実施回数、生活意欲・幸福
感が増した
 介護者の栄養状態に対する意識と理解が高く、参加がある方が効果が良い
 食思に合わせた食形態の工夫 ≧ 嚥下状態に合わせた食形態の工夫
国立長寿医療センター 在宅療養患者の栄養状態改善方法に関する調査研究より 2012
栄養面の相談窓口
 診療報酬や介護報酬での訪問栄養指導を
行っている病院や医院もあるが少数
 地域の栄養ケア拠点として、都道府県栄
養士会の栄養ケア・ステーションが設置
されている
 個人や事業所、団体への栄養指導、教育
活動や、診療報酬や介護報酬での栄養指
導も行っている(指示書・依頼書が必
要)
宮崎県栄養士会ホームページより
栄養補助食品
 どうしても食べれない
 食事だけでは補えない方 など
 病院・施設により様々
(自費がほとんど・・)
 病態により選択も様々
 補助食品が難しければ、おかずを優
先して食べてもらう
(糖質がいらないわけではない)
 最終手段は点滴や胃ろう・腸ろう
活動+栄養サポートの効果
吉村芳弘ら.JNHA.2016
高齢リハ患者に
栄養サポートを行うと
筋肉量やADLが改善する
今日の内容
 サルコペニアの原因と影響
 低栄養とサルコペニアの評価法
 リハビリテーションの実践
 理学療法士として
理学療法士として
思うこと
(個人意見)
 栄養状態をバイタルサインとして認識しながら職務
を遂行するようになった
 しかし、理学療法士として何ができるのか
 痛みに豆乳イソフラボン、慢性痛に魚油、筋肉増量
のための分岐差アミノ酸(BCAA)の摂取といった
栄養に関する助言?
 多職種へ予後や活動量を知らせる?運動負荷量の調
整?
 とても大事な事だが、他職種アプローチの中での立
ち位置に、少し違和感も感じている
食品摂取
の多様性
食品摂取
の多様性
Yokoyama Y, Nishi M, Murayama H, et al.(2017)
Dietary variety and decline in lean mass and
physical performance in communitydwelling older
Japanese: A 4-year Follow-Up Study. J. Nutr.Health
Aging 21
食品摂取の多様性
 食品摂取の多様性と生活機能、低栄養やサルコペニアには関連がある事が
分かってきている。
 食品摂取の多様性が低下する要因とは何だろうか?
 問題の本質は、栄養素の不足なのだろうか。
 身体的、精神的、社会的な影響も大いにあるのではないだろうか。
熊谷修ら.地域在宅高齢者における食品摂取の多様性と高次生活機能低下
の関連.日本公衆衛生雑誌.50
地域高齢者等の健康支援を推進する 配食事業の栄養管理の在り方検討会資料
地域高齢者等の健康支援を推進する 配食事業の栄養管理の在り方検討会資料
地域高齢者等の健康支援を推進する 配食事業の栄養管理の在り方検討会資料
地域高齢者等の健康支援を推進する 配食事業の栄養管理の在り方検討会資料
理学療法士として(個人意見)
 低栄養やサルコペニアの問題の本質は何なのか、奥深いものがある
 バイタルサイン・リスク管理のひとつとして栄養状態の評価や理解をし、
他職種との連携を行いながら
 理学療法士として心身機能の改善と活動、社会参加を支援していくことで
チームの歯車を動かし、間接的に栄養状態の改善も促していく
 低栄養は栄養管理が必要だが、サルコペニアは筋力低下と機能障害が合わ
さりサルコペニアとなる
ご清聴ありがとうございました

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