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愛知ACSフォーラム
- 1. 愛知県における外傷外科医 (Trauma & Acute Care Surgeon)の 育成について考える -Decision Makingから輸液・栄養管理にいたる集中治療まで- 愛知ACSフォーラム 2015.10.30 JCHO 中京病院 救急科 大須賀 章倫
- 3. なぜワースト1? 人口 第１位 東京都 1,320万人 第２位 神奈川県 906万人 第３位 大阪府 886万人 第４位 愛知県 742万人 第５位 埼玉県 721万人 第６位 千葉県 621万人 第７位 兵庫県 558万人 第８位 新潟県 549万人 第９位 福岡県 508万人 自動車保有台数 第1位 愛知県5,052,179 第2位 東京都4,420,084 第3位 埼玉県3,978,608 第4位 神奈川県3,970,421 第5位 大阪府3,713,769 第6位 北海道3,685,914 第7位 千葉県3,532,824 第8位 福岡県3,267,981 第9位 兵庫県2,990,040
- 7. Preventable Trauma Death Probability of survival http://www.trauma.org/archive/scores/triss.html Trauma Score - Injury Severity Score : TRISS < 25% 防げない死亡 25~50% もしかしたら防げた 50%< 防ぎえた外傷死亡
- 8. Level 1 Trauma Center 203施設≒ 10% ≒ 40% ? 救命救急センター 87施設 救命救急センター 20施設 (第2位)
- 11. 演者 略歴 • 愛知県春日井市出身 (小学校6年生のとき8mの崖から転落。1ヶ月の入院加療) • 愛知県立旭丘高校 • 名古屋大学医学部 • 豊橋市民病院 研修医、一般外科/小児外科 • 名古屋第一日赤病院 一般外科/小児外科 • あいち小児保健医療総合センター 小児外科 • 大阪府泉州救命救急センター • 大阪大学高度救命救急センター • 米国ハーバード大学(Brigham & Women’s Hp.) 外科 (外傷免疫) • JCHO 中京病院 救急科
- 13. General Surgery Trauma surgery/ Surgical Critical Care Laparoscopic surgery Colorectal surgery Breast surgery Vascular surgery Endocrine surgery Transplant surgery Surgical oncology Cardiothoracic surgery Pediatric Surgery
- 16. ー 自己完結型 ICU １８ 床 ー 搬送数(2013年) １７００ 例/年 ー 外傷 ５００ 例/年 ー ISS≧16 ２００ 例/年 大阪府泉州救命救急センター SENSHU TRAUMA AND CRITICAL CARE CENTER By Ishii
- 17. 手術件数(若手外科医) ２８０ 例/年 ６０ 例/年 ３０% ６０% 緊急 緊急 外科 救命センター By Ishii
- 18. ５例/年 １.５ % １０ % ６ 例/年 ６ 例/年 外科 280例/年 救命センター 60例/年 Damage Control Trauma １例/年 By Ishii
- 19. 戦略 Strategy チーム Team 戦術 Tactics 重症外傷患者の救命に必要なこと Why When Where How Who Ex. Damage Control Strategy Ex. ガーゼパッキング 今から？ 待機的？ ERで？ 手術室で？ どんな計画で？ その後の集中治療は？ 2nd look 要？ 誰が使える？ 何人使える？ 研修医？ 専攻医？ 救急医？ 整形外科？ 放射線科？ …
- 20. 戦略 Strategy チーム Team 戦術 Tactics 外科＋救命センター = ACS研修 Acute Care Surgery 研修 By Ishii
- 21. ① 人事交流システム ② キャリアパス 外科 救急 ACS＝外科専門医＋救急専門医？ 外科勤務 or 救急勤務 Acute Care Surgeon 育成に向けて By Ishii
- 22. 重症外傷患者を救命するために 現状把握 Preventable Trauma Deathはどれくらい？ 一般外科医を中心としたAcute Care Surgeonの育成 現状では大阪・東京などの救命センターとの人事交流 将来的には愛知県内にTrauma Centerの設置 自前の外傷外科医を育成！！
- 23. 重症外傷患者を救命する 重症外傷患者を救命できない 現状 • 専門外のことは分からない • まず、何をしたら良いのか分から ない • 多発外傷患者の管理ができない • 資機材が足りない • 看護師が足りない • 忙しくて対応できない • 患者を押し付けあう • 上の先生を呼ぶと怒られる • 専門外のことに手を出すな!! 理想像 • 専門外のこともある程度は分かる • 初期対応の仕方を知っている • 多発外傷患者の集中治療ができる • 最低限必要物品はある • できる看護師がいる • 重症患者に対応する時間がある • 患者さんを診たい • 上の先生をよぶとすぐに来てくれる • みんなで一緒に患者を治そう!!
- 24. 理想像 • 専門外のこともある程度は分かる • 初期対応の仕方を知っている • 重症外傷患者の集中治療ができる • 最低限必要物品はある • できる看護師がいる • 重症患者に対応する時間がある • 患者さんを診たい • 上の先生をよぶとすぐに来てくれる • みんなで一緒に患者を治そう!! 解決策 • JATECの受講・各科と連携 • JATECの受講・研修医教育 • 学会に参加・各科と連携 • 本当に？ 必要なら即購入！ • JNTECの受講・看護師教育 • 担当性を強化・専攻医の底上げ • 患者の集約化・専門性の向上 • 外傷患者を助けるという意思の統一 • チームワークの構築