Management 1.0, 2.0, 3.0とは？ Management 3.0はリーダーシップの達人Jurgen Appeloによって出版された本に基づいたクリエイティブ企業が実績を挙げるための世界27ヶ国で展開している進歩的なアプローチです。

1. © Happy Melly ♦ version 1.01 ♦ JP-version 0.8 ♦ management30.com
マネジメントと
リーダーシップ

2. これらは、仕事に関する世界中の典型的な悩みです。
§ どうしたら従業員に動機づけができますか？
§ どうしたら組織の文化を変えることができますか？
§ どうしたらマネージャーの考え方を変えることができますか？
§ どうしたらチームに責任を持たせることができますか？
§ どうしたらチームワークとコラボレーションを
改善できるのでしょうか？
§ どうしたらマネージャーにチームを
信頼させることができるのでしょうか？
§ どうしたらビジネスを
より活発にすることができるのでしょうか？

3. ストーリー

4. ほとんどの組織改革についての課題は
共通しています。それは、
「どうしたら人々を変えることができるのか」

5. 人ではなく自分自身を
変えることで、組織を
より良くより幸せなものにできます。
自分を変えようとしないで、
他人への不満ばかり
言っていないでしょうか？

6. 多くの組織では、人を機械のように
管理することが通例となっています。
私たちはこれをマネジメント1.0と
呼んでいます。
このスタイルのマネジメントでは、
リーダーは、全体の改善には、
パーツを監視、修理、交換することが
必要だと考えています。

7. 現在チェンジ・マネジメントが直面している問題を
解決するために、同僚と取り組んでみませんか？
Management 3.0ワークショップで従業員の
エンゲージメントを高める方法を学びましょう！
www.management30.com/events/

8. この指揮命令型のリーダーシップ
という科学的な管理方法を
開発したのはエンジニアでした。
20世紀に大きな成功を収めた
スタイルです。

9. エンジニアは、
上流での設計、トップダウンの計画、
指揮命令型の構造とプロセスを伴う
多くのマネジメントフレームワークを開発しました。

10. その枠組みは、
予測可能で反復可能なタスクにはうまく機能しますが、
人間が行うような創造、革新、問題解決に
おいてはうまく機能しません。

11. 好ましくないやり方として、
人間を交換可能な
部品であるかのように
部門間で
異動させるということが
あります。

12. 命令指向で自由度の低いマネジメントは、
利益があり、労力が少なくて済みます。
ほとんどのマネージャーが
これ以外のマネジメント方法に
変えることを恐れていたこともあり、
このManagement 1.0 が
一般的となりました。
ラズロ・ボック
「ワーク・ルールズ！―君の生き方と
リーダーシップを変える」

13. Management 1.0に
ついての体験や
知っていることは
ありますか？

14. これは、嫌いなのに
25年以上仕事を
続けている、
メリー・シャムという
架空の人物です。
世界中の（マネージャーを
含む）労働者の苦痛を
描いたものと言えます。
© 2013 FaceMePLS, Creative Commons 2.0
https://www.flickr.com/photos/faceme/8345123691
「メリルー・シャムは自分の仕事が嫌いだ」

15. 幸運にも多くのマネージャーは、
機械ではなく人間と働くということが、
より大きな挑戦だと気づいています。

16. マネジメント2.0の組織では「人々は価値のある資産」であり、
マネージャーは「サーバントリーダー」に
ならなければならないと誰もがわかっています。
しかし同時に、マネージャーはヒエラルキーに
しがみつくことの方が好きなのです。

17. ミドル、シニアマネジメント層や、
スタッフ部門の人間を
どう取り扱うか、という問題は、
変革におけるもっとも
難しい問題です。
- Frédéric Laloux,
Reinven/ng Organiza/ons

18. 良くないマネジメント方法として、
業績を上げた人には昇進や報酬を
与えるとしたり、業績が
低い人の仕事は
アウトソースするというやり方があります。

19. Management 2.0に
ついての体験や
知っていることは
ありますか？

20. 組織をコミュニティや都市として考える人もいます。
あなたの仕事でコミュニティが利益を
得られている限りは、あなたはなんでも
好きなことをしても良いのです。
それをManagement 3.0 と呼びます。

21. コミュニティや都市では、
全員が成功への貢献に（部分的に）
責任を負い、ごく少数の人が
全体の責任を負っています。

22. マネジメントとは、人にかかわるものだ。
その機能は人が共同して成果をあげることを
可能とし、強みを発揮させ、弱みを
無意味にすることである。
ピーター・ドラッカー、「マネジメント論」

23. 仕事をマネジメントすることは
重要な活動ですが、
これは献身的なマネージャーが
いてもいなくてもできてしまいます。
実際、マネージャーが
ほとんどいないビジネスでも
マネジメントの多くを
行うことができます。

24. 多くのクリエイティブな従業員は、
マネジメントのいろいろなことにも責任があると
理解していません。マネジメントは重要すぎて、
マネージャーに任せるものだと思っているのです。

25. マネージャーに残す
唯一のことは、
システム全体を成長させ、
育てることです。

26. マネジメントの仕事は、その目的を
達成するために会社をサポートするシステムを
設計して実行することです。
- Dave Gray, The Connected Company

27. いいアイデア：
あらゆる労働者が革新を
可能にする内部の
クラウドファンディングシステムを
構築すること。

28. Management 3.0に
ついての体験や
知っていることは
ありますか？

29. Management 3.0 は新しい
フレームワークではありません。
これはマインドセットであり、
ゲーム、ツール、プラクティスの
変幻自在なコレクションと
組み合わせて、
あらゆる労働者が組織を
管理できるようにするものなのです。
ワークシステムを
考える方法なのです。

30. 人に活力を与える：人は組織の中で最も重要な部分であり、
マネージャーはそれらの人に活発で創造的、且つ、
モチベーションを保つためにできる限りの努力を
しなければなりません。
1

31. チームをエンパワーする：
チームは自己組織化可能ですが、
これにはエンパワーメント、
オーソリゼーション
そしてマネージメントからの
信頼が必要となります。
2

32. 制約を調整する：
自己組織化は何かにつながる
可能性があるため、
人や共有リソースを保護し、
明確な目的と定義された目標を
人々に与える必要があります。
3

33. コンピテンシーの開発：
メンバーやチーム全体の
能力が十分でないと、
チームは目標を
達成できません。
そのために、
マネージャーは
コンピテンシーの開発に
貢献しなければなりません。
4

34. 成長構造：
多くのチームは複雑な組織の
中で活動しているため、
コミュニケーションを
強化する構造を
検討することが重要です。
5

35. すべてのものを改善する：
人、チーム、および組織は、
可能な限り長く障害を
回避するために、継続的に
改善する必要があります。
6

36. もちろん、言うは
易く行うは難し…

37. マネジメントはアート、
クラフト、サイエンスの
使用という
トライアングルの中で
場を構成しています。
- Henry Mintzberg, Simply Managing

38. 誰もがマネジメントに責任を負っていると感じ、
マネージャーがシステムを管理することを学んだ時、
労働者の幸福を向上させることができます。

39. Management 3.0 =
人ではなく、システムをマネジメントする

40. Management 3.0＝
もっと少ない人数のマネージャーで、
より良いマネジメントができるというわけです。

41. 1. あなたの組織の課題のうち、最大の
課題TOP3を付箋に書いてください。
2. 最初の3つの単語は、「どうすればよいか？」
3. 付箋の右端に自分の名前を書きます。
4. 6つの管理ビューのいずれかに
付箋を貼ります。
エクササイズ

42. 5. 各付箋に書かれたすべての問題に
優先順位をつける方法を見つけます。
6. ビューごとに３つのもっとも重要なも問題が
あることを確認します。
7. この問題を解決するために
グループとして自己組織化します。
エクササイズ

43. 感想や気づき、
考察を
シェアしましょう

44. What MaRers Now – Gary Hamel hRp://bit.ly/21gZMRY
Managing – Henry Mintzberg hRp://bit.ly/1QFU4nL
The Connected Company – Dave Gray hRp://bit.ly/1PkwvAB
ラズロ・ボック 「ワーク・ルールズ！―君の生き方とリーダーシップを変える」 hRp://amzn.asia/ioTknVY
Radical Management – Stephen Denning hRp://bit.ly/1R32lHU
Reading List

45. 現在チェンジ・マネジメントが直面している問題を
解決するために、同僚と取り組んでみませんか？
Management 3.0ワークショップで従業員の
エンゲージメントを高める方法を学びましょう！
www.management30.com/events/

46. info@management30.com
Text: Jurgen Appelo ♦ Illustracons: Chad Geran ♦ Design: Muuks
Translacon/Localizacon: Stefan Nüsperling, Kumiko Sugiyama, Ken Takayanagi,
Toshiharu Akimoto, Minoru Yokomichi, Kenji Naito, Misa Takeba, Tetsuro Oniki