1. 銀座の空間現象学
ー空室化と再生の動向ー
法政大学デザイン工学部
建築学科
陣内研究室
08N1040
古地友美

2. 高水準で推移する空室率
41万3545坪の空室（東京7区）
→丸ビル27棟分
2011 銀座の空室
（オフィス、店舗含む）

3. 日本の人口減少
過剰なビル供給

4. 研究目的
・空室化の動向を現在の街に見る
・負のイメージが強い「空室」を今後どう捉えていくか
対象地：銀座→テナントの入れ替えが頻発
研究方法
・銀座の空室状況等地図に落とす
・歴史的観点、街歩きから銀座の現象を見る

5. １．
現状の空室とヒエラルキー
２．
銀座の裏側

6. 店舗テナントの空室
1.現状の空室とヒエラルキー

7. オフィステナントの空室
1.現状の空室とヒエラルキー

8. 銀座通り 募集賃料
マロニエ通り
（円／坪）
松屋通り
晴海通り
1.現状の空室とヒエラルキー

9. 路線価図の変化
バブル期
1992年
1.現状の空室とヒエラルキー

10. 路線価図の変化
バブル崩壊後
容積率緩和前
1997年
1.現状の空室とヒエラルキー

11. 路線価図の変化
現在
2011年
1.現状の空室とヒエラルキー

12. ・デパートの登場と裏側の衰退
・容積率緩和と海外ブランドの流入
・画廊、ギャラリーの変遷から
1.現状の空室とヒエラルキー

13. 大正～昭和初期
松屋
三越
松坂屋
舟運の衰退
埋め立て
三十間堀川
銀座通り
1.現状の空室とヒエラルキー

14. 1998年容積率の緩和
銀行
1.現状の空室とヒエラルキー

15. 1998年容積率の緩和
銀行
空室
海外ブランドの流入
1.現状の空室とヒエラルキー

16. 画廊の変遷
=画廊、ギャラリー
1990年 2001年 2011年
1.現状の空室とヒエラルキー

17. 画廊の変遷
=画廊、ギャラリー
1990年 2001年 2011年
1.現状の空室とヒエラルキー

18. 画廊の変遷
=画廊、ギャラリー
1990年 2001年 2011年
1.現状の空室とヒエラルキー

19. 画廊の変遷
=画廊、ギャラリー
1990年 2001年 2011年
1.現状の空室とヒエラルキー

20. デパートの裏側
シャッターの多い7,8丁目
人が歩かない街並み
1.現状の空室とヒエラルキー

21. ２．
銀座の裏側の現象

22. 路地の奥の垂直な路地からカフェへ
路地
オフィス 空室
1990年
2.銀座の裏側の現象

23. 路地の奥の垂直な路地からカフェへ
路地
オフィス 空室 ギャラリー、カフェ
2011年
1990年
2.銀座の裏側の現象

24. 昭和初期アパートのギャラリー化
アパート 空室 ギャラリー、画廊
昭和7年 （○号室） 1990年 （○号室） 2011年
（階） （階）
2.銀座の裏側の現象

25. ビルのうら側文房具店 ：五十音
店舗面積：
約10㎡
路地
レンガ通り
2.銀座の裏側の現象

26. ビル側面のＢＡＲ
：ウォークインバーMOD
約1.2×3.5m
ビル（側面）
ビル（正面）
2.銀座の裏側の現象

27. 戦後の木造建築の今
２Ｆ：
ギャラリー
路地
１Ｆ：冷麺店 2.銀座の裏側の現象

28. 大型建て替えビル 近年のタイプ
銀座アルボーレ
（2011年）
1990年
2.銀座の裏側の現象

29. 大型建て替えビル 近年のタイプ
銀座アルボーレ
（2011年）
2.銀座の裏側の現象

30. 結論
・空室化するエリアや、入居しにくい建築形態に
よらずテナントが入居する現象
・空室化したビルにも賑わいを生み出す可能性
今後の空室
都市の負の産物
都市に生まれた自由なスペース